6月26、27日につま恋多目的広場にて行われた第45回全日本学生アーチェリー女子王座決定戦。50周年を迎え、王座制覇を狙った同志社だったが惜しくも準優勝となった。
昨年準決勝で日体大に敗れると、3位決定戦では格下早稲田に喰われ屈辱の4位で幕を閉じた。それだけに50周年を迎えたチームにとってこの王座は何としても負けられない。メンバーに選ばれたのは最後の王座となる松本(経4)、青山(社4)。そして張間(スポ3)、足立(商2)。全員が王座経験者であり、万全の体制で大一番へ挑んだ。

気合を入れる選手団
「年々緊張が増す」(松本)という王座だが1回戦、2回戦は大差で勝利。ここまでは順当に勝ち進むも、同志社に試練が立ちふさがった。昨年と同じ準決勝で同じ日体大。つまり「昨年からどれだけ成長できたのか」が如実に示される試合となる。

先陣を切り勢いをつけた足立(商2)
同志社の行射順は足立、張間、松本。第1エンド、45-46となりリードされる形になる。明らかな緊張感と「悔しさを糧にやってきた」という強い気持ちの両方がが垣間見え第2エンドで97-97、第3エンドで146-146となりかなり緊迫した展開で最終エンドを迎える。しかし、「個人的にこの1年で伸びたし、その面でも自信はあった。チームも去年と全然雰囲気は違うし、流れも良くて。普通にしておけば勝てると思った」(足立)。ここで気持ちで負けなかったのが昨年との違い。しっかり決めきり199-198で見事競り勝った。勝利と同時に涙ぐむ選手も。去年の壁を乗り越え、いざ近大との決勝戦へ。

チームを励まし、誰よりも勝利への闘志を見せた張間(スポ3)
ふくらむ期待。しかし「決勝では固くなってしまった。近大より気負いが大きかった」(青山)と、勝ちたい気持ちが大きすぎる分プレッシャーもかかった。どこか浮わついた様な感じで近大に付いていくことができない。ここに来てミスショットも飛び出したりと、チグハグな展開に終始してしまう。結局実力を出しきれず186-205で敗れ、準優勝に終わった。

いつでも冷静に、常にチームの柱であった松本(経4)
「肝心の決勝で不本意な部分が出てしまった。煮え切らない気持ち」と最後の王座の結末に悔しさをにじませた松本。入学当初から最終学年の王座まで、常にチームを支え続けた松本の王座への挑戦は終わった。しかし来年こそは近大の壁を乗り越えてくれるはず。新女子リーダーとなる張間は言い切った。「新しいチームで新たに作っていきたい。一からスタートする。同志社の実力を出しきるのが目標。出しきれたら優勝に繋がる。」
絶対的な実力を持つ近畿大学。同志社は挑んでは、やはり一歩届かず敗れる。「今度こそ、今度こそ。」そう繰り返してもやはり越えることができない高き壁。だが、これで最後の「今度こそ。」来年こそは学生王座のタイトルを掴んでくれ。 (明本 斉)
☆コメント
松本千晶
「肝心の決勝で不本意な部分が出た。決めきれたところもあったが終わった瞬間やりきれない気持ちでいっぱい。自分にいら立ちを覚えた。昨年を生かしここまで来たのに、最後まで生かしきれなかった。
今年ここまで来れたら来年はいけるんじゃないか。気持ちの強い子、意識の高い子が頑張ってくれたら。来年は悔しさをぶつけ頑張ってほしい。
4年間やり切った。楽しかった。良い4年間だったし良い思い出ができた。絵美子の力が私の半分を占めていました。」
青山絵美子
「(最後の王座だが)楽しかった。皆緊張しているのがわかったけど良く打ってくれた。やっぱり打ちたかったけど…決勝は近大に比べ気負いが大きかった。そのプレッシャーがかかりすぎた。でもその中でやるのはいつものことだし打たなきゃいけない。
最後にメンバーに入れてよかった。」
張間舞妃
「準決勝は去年と同じような状況だが、今回は粘って勝てた。最終エンドで1年やってきたことを出せるか。あそこが山場だった。去年の壁を越えれたのはうれしい。でもそこで肩の荷がおりてしまったのは…去年以上に悔しい。気持ちの持っていき方が悪かった。本当はこんなんじゃない。納得はしてるけど満足はしていない。
新しいチームで新たに作っていきたい。一からスタートする。同志社の実力を出しきるのが目標。出しきれたら優勝に繋がる。」
足立奈穂
「優勝しか考えていなかったし悔しい。(準決勝は)個人的にこの1年で伸びたし、その面でも自信はあった。チームも去年と全然雰囲気は違うし、流れも良くて。普通にしておけば勝てると思った。
(決勝は)自分たちが出しきって負けたならまだしも、自分たちでつぶしてしまった。負け方がひどかった。やっぱりそこが悔しい。でも感じたことのない緊張を経験することができた。この悔しさをぶつけて来年こそ優勝する。」