3月29日に名阪スポーツランドCコース(奈良県)で全関西学生ジムカーナ選手権大会が行われた。
新型コロナウイルスの影響で、思うように練習できない状況のなか迎えた一戦、
同志社は個人では辻田(文情4)が男子個人1位、川﨑(心理3)も女子個人1位を獲得するも団体では女子が2位、男子が3位と悔しさの残る結果に。
30選手が走行した男子の部では同志社から辻田、片桐(社3)、中嶋(生命4)が出場。
唯一の53秒台を叩き出し、優勝した辻田は「1本目途中でスピンしたが、2本目でしっかりと勝負し良いタイムを残すことができて良かった。車の性能はどこにも劣っていないと確信している。このマシンと共に同志社の時代を作っていきたいと思う」と話した。
本戦から立命大が新マシンを投入してきたこともあり、今後さらなる熱戦が繰り広げられることが予想されるが、あくまで同志社は同志社なりの戦いをみせるという決意が込められていた。

ガッツポーズをみせる辻田
また今回が大会初出場ながら55秒の好タイムを出し、7位入賞を果たした片桐は「目標の1分を切れて良かった。先輩の走りやみんなの走りをみながら、自分ができる最大限の努力はできた。」、
計3回のペナルティを受け、21位に終わった中嶋は「自分の走りが情けない、悔しい気持ちでいっぱいだ」と言葉少なげに語った。
5選手が走行した女子の部では同志社から川﨑、宮岡(理工4)が出場。
「勝ちたいという精神、気合で勝ち取ることが出来た」。川崎は58秒台を叩き出し見事1位を獲得した。
一方、宮岡はコーナーでコーンの触れてしまうペナルティ等もあり、最下位に沈んだ。「一本目は、緊張しアクセルを踏めなかった。二本目は、スピードを出しすぎたせいで、ハンド
ル操作を誤ってしまった。次戦のダートは勝ちたい」と課題の残る結果となった。

力走する宮岡
監督は、「準備不足に過ぎる。車のセッティングや練習不足もあるが、一番大事なのは、彼らがこの結果をどう感じ、どう行動するかということ」と話した。
各選手それぞれに課題が浮き彫りとなった一戦、チームとして一つになり、次戦は「団体優勝」を掴み取ることを期待したい。
(文責 写真・清水幸正)