第121回関西六大学ソフトテニス春季リーグ戦 (2010年7月4日)
7月4日、同志社大学京田辺テニスコートにて行われた第121回関西六大学ソフトテニス春季リーグ戦。同志社は、主将・越智(商4)を欠きながらもチーム全員で戦い、見事4季ぶりの優勝をつかみ取った。
「関六にはあまりいい思い出がない」(金丸・法4)。関西では圧倒的な強さを誇り、あらゆる大会で上位を総なめにしている同志社。しかし、関六だけはなぜか勝率が悪く、幾度も優勝を逃している。ダブルス7組で総当たりを行う今大会は、まさに「総力戦」(安部・商4)。チームの真価を賭けて、金丸と安部、2人の副将率いる同志社が、V奪還に挑んだ。
スマッシュを放つ金丸(法4)
神大、立命館、関大、京大……。4戦をすべてぎりぎりで勝ち切り、最後に迎えた勝負の関学戦。1番手の安部・足立(商1)組が快勝し、幸先の良いスタートを切った。続く増田(商2)・柴田(スポ3)組が強敵、仙福・巽組(関学)を4-2で破り、山本(経3)・金丸組も勝利。優勝まであと1つ。しかしその1勝がなかなかつかめず、3勝3敗、勝敗の天秤は眞野(スポ2)・石川(法2)の2年生コンビに預けられた。
互いにブレイクを許さず、着々とゲーム数だけが消化されていく。G2-3と追い込まれてもなんとか踏ん張り、ファイナルゲームに持ち込んだ。「本気で取ろう」(眞野)。開始早々、眞野が得意の粘り強さで3点を先取。先制した余裕が焦りを生んだのか、イージーミスで逆転を許すが、ポイント4-5、眞野のパッシングが鮮やかに決まり、主導権を再び取り戻した。あと2点、眞野と小川(関学)のラリーの攻防が続く。そして、眞野が勝負を仕掛けた。鋭いシュートボールで相手の陣営を崩し、ふわりと浮いたボールを石川は見逃さない。スマッシュを叩きつけ、6-5と追い込んだ。迎えた運命のマッチポイント。眞野は左右の振り回しにも負けず、鋭角に決まった小川のシュートボールを執念で返球。これが決定打となり、念願の関六の頂点に立った。
粘り強く球を返す眞野(スポ2)
春リーグ、西カレ、関六春リーグ。春先から積み上げてきた実績は、西での同志社の強さを如実に表している。とりわけ、エース柴田を欠いての西カレ、主将・越智不在での関六優勝は、チームにとって大きな自信になったに違いない。技術の面ではもはや、群を抜いている。しかし、それでも高い関東の壁。超えるために必要なのは「応援の力」(安部)だ。個々の実力は高いが、チームとしての一体感が薄くなっているのでは、と幹部やコーチは懸念している。「まとまりがない。言葉で言うのは簡単だけど、気持ちのわかるチームにしたい」(金丸)。夏の本番まで、あと1カ月。チームの士気をどこまで上げられるかが、勝敗のカギを握っている。(松野穂波)