2月18日に第37回関西学生ソフトボール新人戦1回戦対立命館大が、浜寺公園ソフトボール場(大阪府)にて行なわれた。約半年ぶりの公式戦と意気込んでのぞむも、試合の流れを引き寄せることが出来ず、0ー1で敗北を喫した。
冷たい浜風が吹きつける中行われた今大会。チームは1、2年生のみで編成され、2年生がチームを引っ張った。
大学での公式戦初登板の和田(スポ1)に初回からピンチが訪れる。先頭打者に中安打を放たれると、送りバントと内野安打で無死一、三塁。得点圏にランナーを進められてしまう。窮地に追い込まれるも、「バックに打ち取ってもらおう」と力強いピッチングを見せ、後続を三振に封じ込め無失点に抑えた。

先発を務めた和田
試合が動いたのは三回の守備。四球で出塁を許すと、四番打者に左中間を超える二塁打を決められ1失点。先制点を許した。
その後追加点を防ぐも、同志社打線は一本を出すことができない。五回の攻撃まで、連続で三者凡退に抑えられてしまった。

声を掛け合うチーム
点差は変わらず迎えた最終回。投手和田を援護しようと、最高学年である2年生が意地を見せる。先頭打者麻生(スポ2)が右二塁打を決め無死二塁とすると、四番弓納持(商2)も安打を放ち一気に無死一、三塁のチャンスを作る。その後相手投手の四球により満塁となるが、勝利の女神は微笑まず、試合終了となった。

右二塁打を決めた麻生
多くの課題が浮き彫りとなった。開催予定の春リーグに向けて、個々のレベルアップやチームの結束力を高めていく。目標である関西王者奪還に向けて、再スタートを切った。
(文・片木香穂、写真・和泉明日菜)
【スターティングメンバー】
1堀井(二)(社2)
2眞嶋(左)(スポ1)
3麻生(一)
4弓納持(指)
5山口(捕)(スポ2)
6塩川(中)(スポ2)
7頼貞(右)(社2)
8井内(遊)(社1)
9高浜(三)(スポ1)
【バッテリー】
和田ー山口
【コメント】
#18 西林
ーー久しぶりの公式戦でしたが今日を振り返って
春リーグに向けてつながる試合になるようにと思っていったけど、なかなか結果は出ず…。まだチームが作りきれてないから、そこはMTGとかしながら組み立てていきたい。1、2年生にとっては、良い経験にはなったかもしれないけど、もっと出来ることもあったと思うし、もっと自分が言わなければいけないこともあった。反省の多い試合だった。
ーー今日の敗因は
いっぱいある。打てないことも、守備のミスも、コロナで練習のなかった中、仕方がないで済ませられない。もっとやらないといけないことがあるって分かったから、反省を生かして練習していかないとと思う。
ーー新チームの方針は
私たちの目標は関西王者奪還。ただ、次の春リーグが2部の1位スタートかもしれなくて、そうなると例年より(この目標が)厳しいものになって、チャンスの幅が狭くなるから、目標も一度見直さないといけないかな。これを機にしっかりMTGして作り直していきたい。インカレ出ます!!
#39 麻生
ーー久しぶりの公式戦でしたが
課題が多く残る試合だった。守備に関してもバッティングに関しても、実戦感覚が遠のいてたかなって感じ。自分自身としては違和感なく守れたけど、内野外野とかの連携があまりできなかったです。
ーー3年生がいないことについて
3年生がいるチームは、3年生が結構多くを占めていたので、自分たちのチームとして出させていただいて、自分たちがやらないと、と意識して声を出していこうと思いました。
ーー打った時の感触
(和田)凛が頑張ってくれてる中で、先頭バッターで絶対出ようと思ってたので、それが結果につながって良かった。後続が続かないのは、春リーグまでの課題として詰めていきたいと思います。
ーー春リーグに向けて
まず、守備に関しては連携をとる。バッティングに対しては、つなぐことが出来なくて、単調な攻撃になってしまったので、つなぐ打撃を意識して練習していきたい。
#9 和田
ーー先発と聞いて
投げる気ではいたので、久しぶりの公式戦で、自分の力がどこまで試せるか、寒さもあるけどしっかり準備してのぞみました。
ーー準備は具体的にどのような
試合感があまりつかめてない中で、いかに打たせて取れるかか、自分が投げれるボールを投げて、バックに打ち取ってもらうことを意識しました。最初のアップの時に寒さに耐えれるようにより走ったりとか、より投げ込んだり、準備できたかなと思います。
ーー3年生がいない編成について
3年生がいない分、いつも出ていない一年生が出てた。サードショートも同期だったので心強かった。同期とはいつも残って練習してるので。3年生がいないから思い切って自分たちを出していこうと思いました。
ーー春リーグに向けて
久々に投げて球の質や投げ分けがまだまだ足りてないと感じたので、あと期間が長いわけじゃないけど、自分の体力も球の質も上げていきたいです。チームの結束力とか、一球に対する姿勢とかも、春リーグに向けて一丸となってやっていきたいと思います。