12月5日に行われた関西学生ラクロス2020年度特別大会最終節。同志社は近畿大学を3-2で制し、今シーズン最後の試合を笑顔で締めくくった。

試合前、整列する選手たち
緊張の中始まった第1Q。開始1分で山尾(スポ3)がゴール左側からシュートを狙うも相手ゴーリーに阻止されてしまう。そのあとも果敢にゴールを狙うが、中々決まらず苦しい時間が流れる。そのままゲームは動かず第1Qを0-0の同点で終えた。

相手ディフェンスを交わす、續木(スポ4)
始まった第2Q、ゲームの主導権は近大が掌握。開始3分、5分と立て続けにゴールを狙われてしまうが、同志社の守り神である小栗(法4)の好セーブに助けられる。しかし安心するのもつかの間、近大に先制点を決められてしまった。続けて二点目も許してしまい、点差をひらかれる。同志社も負けじとゴールを狙うも相手ディフェンスを交わすことができない。しかしそんな状況を変えたのが、木下(理工3)だ。ゴール正面からのショットを決め、1-2で第2Qを終えた。

相手ディフェンスを交わす、香月(政策3)
一点ビハインドで迎えた第3Q。同志社は序盤から積極的にゴールを狙う。ゲームが動いたのは開始7分。山尾がゴール右側からシュートを決め、同点に追いついた。最後まで近大に追加点を与えず第3Qを2-2で終えた。
勝敗の分かれ目となった第4Q。互いに譲らぬ攻防戦を繰り広げる。開始3分、地附(スポ4)が鋭いショットを放つも相手ゴーリーにキャッチされてしまう。負けじと近大の攻撃にも力が入るが、束河(経3)の激しいディフェンスで追加点のチャンスを与えない。試合終了10秒前、引き分けで終わってしまうのかと思ったその時、ゲームが動いた。激しい相手ディフェンスを振り切り、パス。鳥羽(政策4)はゴール間近で力強いショットを決め、同志社の意地を見せた。3-2で近畿大学に勝利を果たした。

喜びを見せる根来(生命3)

工藤組、完結!
新型コロナウイルス感染拡大による活動休止だけでなく、コンプライアンスの問題で活動を自粛していた男子ラクロス部。組織の改革を図り、特別大会へ向けて全力で練習に励んできた。4年生の集大成とも言える最終節、近大戦。選手たちは勝つことだけを目標に挑んだ。前半、リードを許してしまい苦しい時間が続いたものの、同志社の意地を見せ3-2で近畿大学に勝利を果たし、4年生最後の試合で有終の美を飾った。
主将・工藤の目標である、旧チームの強みを後輩たちに引き継ぐこと。先輩の勇姿を見て、後輩たちは多くのことを学んだことだろう。次の世代へバトンをつなぎ、工藤組の戦いは笑顔で幕を閉じた。