友野選手の写真は昨年度関西フリー大会、森口選手の写真は今年度西日本選手権のものを使用しております。ご了承ください。
11月20日から11月22日にかけて臨海スポーツセンター(大阪府)にて無観客で行われた、第69回関西学生氷上競技選手権大会。11月22日のA級1部男子部門では、同志社から出場した友野(スポ4)、森口(商1)がそれぞれ1位、2位と輝かしい結果を残した。

昨年度の関西フリー大会での友野
今大会、2位の森口と約25点差で優勝した友野。FSでは、冒頭の4トゥループにミス、続くサルコージャンプも回転が抜けるも、後半のジャンプは落ち着いて決めた。試合後、「後半は練習でしたことを落ち着いて飛ぼうという気持ちに切り替えた」と振り返った。
表現の面では、「ムーラン・ルージュ」にあった力強い演技を魅せる。「表現の面ではステップとコレオを特に重点的に練習した」。
前半、ジャンプで失敗したとしても、後半にしっかり立て直すことが出来るのが彼の強みだろう。今月末にはNHK杯を控える。「強い気持ちを持って試合に臨みたい」。SPをまとめ、FSでは前半のジャンプミスを無くすことが勝負の鍵となる。

今年度西日本選手権での森口
1つ1つの要素を丁寧に演技した森口。冒頭のLBOカウンター3A2Tを成功させるものの、その後のジャンプにミスが続く。「絶対に飛ぶという気持ちが足りなかったと感じている」。演技面では、リンクを大きく使い「シルクドソレイユ」にあった壮大なパフォーマンスを披露。「いつもよりリンクが狭く感じて壁にぶつかりそうだった。大きく使う意識は練習からするようにしている」。
後半では疲れが見えたものの、2位という好成績を残した。
森口は全日本大会のエントリーを控えている。彼の勇姿を見届けたい。(橋本さくら)
☆インタビュー
友野
ーー今回の演技の反省点について
冒頭の4回転でミスが出てしまったのでそこが悔しいです。
ーーなぜ西日本や府民大会と構成を変えたのか
4回転を前半に固めることで後半のジャンプに不安を無くす作戦です。
ーー今回の演技を振り返って
やはり前半のミスが悔しいです。後半は落ち着いてジャンプを決めることが出来たので良かったと思います。
森口
ーー無観客試合について
無観客の開催だったので、ジャンプを降りても、歓声や拍手のない演技は滑っていて、寂しい気持ちでした。また、ミスが多くてとても悔いです。
ーー今大会に向けて特に何に力を入れて練習したか
スピンとステップのレベルです。
これまでの大会でレベルの取りこぼしが多くて、悔しかったので、たくさん練習をしてきました。
ーー今大会の反省点について
ジャンプの着地ミスがとても多く、よく目立ってしまっていたので、綺麗な着氷を心がけたいです。また、スピンのレベルを一つ落としたので気をつけていきたいです。
ーー次回の大会までの課題
ジャンプ一本一本をよくしていくことや、スピンのレベルを取ること、滑らかに滑ることを意識して練習していきたいです。