9月22日、EXPO FLASH FIELD(大阪府)にて行われた関西学生アメリカンフットボールリーグDiv.2 Bブロック第2節対和歌山大学BLIND SHARKS。同志社は50-14と和歌山大を圧倒し開幕2連勝を飾った。
キックオフから同志社が格の違いを見せつけた。キックオフでは相手リターナーにリターンをほとんど許さず、続く和歌山大の攻撃では3アンドアウトに追い込む。相手のミスパントで敵陣28ヤードからの攻撃権を得た同志社はRB植田(経4)の8ヤードTDランであっさりと先制(7-0)。次の和歌山大オフェンスも、鉄壁のランディフェンスでパントに追い込む。だが、パントのボールが同志社の選手に当たってしまい、再び和歌山大の攻撃へ。しかし、この攻撃も3アンドアウトで終わらせた。このパントで同志社がパントブロック。そのままエンドゾーンへ持ち込み、パントブロックリターンTD。TFPのキックは失敗するが6点を追加し13-0とリードを広げた。続く和歌山大の攻撃もDL石山(商2)のサックなどでシャットアウトし、一方ROVERはWR門谷(商4)への29ヤードパスなどで着々と前進。2Qに入ったところでQB永井(経4)がラッシュをかわし、スクランブルでTD(20-0)。次のポゼッションではRB植田が再びTDラン(27-0)。その後はインターセプトやロングゲインを許すなど、和歌山大に流れが傾きかけたが2Q終盤にFGを決め、前半を折り返した(30-0)。

植田とともにランプレーを支えるRB長野(商3)
後半からQBは土屋(商4)へ。RB長野のランやWR高見(政策4)への39ヤードパスなどでレッドゾーンに侵入すると、土屋からWR岡田(法4)へパスが通りTD(37-0)。後半最初のポゼッションでも得点に成功した。順次若手を投入していった同志社だが、和歌山大に25ヤードのパスとランを連続で決められ一気に同志社陣まで侵入を許す。相手RBに15ヤードを走られると、ゴール前5ヤードからの攻撃権を与えてしまい、ピンチに。第4ダウンまで持ちこたえた同志社ディフェンス陣だったが、最後はギャンブルでQBキープを決められTD(37-7)。その後ROVERは反則やサックなどでゲインを稼げず、この日最初のパントに追い込まれた。
4Qに入ると途中出場のQB酒谷(経2)がTDパスを記録(44-7)。続く和歌山大の攻撃ではDB鄭(経3)がインターセプトを奪い、そのままリターンTD。得点を50点台の大台に乗せた。

インターセプトリターンTDを見せたDB鄭
しかし、このままでは終われないと和歌山大が最後に意地を見せた。試合終盤に約80ヤードものドライブを見せTD(50-14)。オンサイドキックも成功させ、にわかに和歌山大サイドが活気づく。だが、この勢いを止めたのはDBの福澤だった。再び攻撃権を得てエンドゾーンを目指す和歌山大から福澤(商3)がインターセプト。最後の最後にまたも格の違いを見せつけゲームオーバーとなった。

同志社ディフェンスのスピードスター DB水田(経4)

得点を重ね続けた同志社
序盤から圧倒し快勝した同志社。だが後半以降、主力以外の選手が出場したときに不用意な反則や、ずるずると攻め込まれるなど攻守両方で主力選手と若手との差を痛感させられた。入替戦まで全開で戦い抜くには主力選手のみでなく部員全員の力が必要だ。また、昇格の先を見据えたときにも若手の力は欠かせない。結束のもと、全員の力でこの勢いのまま2部を圧倒し続ける。(渋谷充彦)
1Q 13-0
2Q 17-0
3Q 7-7
4Q 13-7
TS 50-14