9月10日、京セラドーム大阪にて行われた関西学生アメリカンフットボールリーグvs立命館大学PANTHERS戦。同志社は13-41で敗れた。リーグ戦の中で既に2つの黒星をつけた同志社。岡本組の目標であった「学生日本一」は2戦目にして達成不可能となってしまった。
「悔しい」岡本主将が放った言葉はその一言だった。この日のために入念に準備してきた。しかし推したいプレーが推せなかった。立命館大の強さ、Div1の苦しさを思い知らされた試合だっただろう。
同志社のキックオフで始まったこのゲーム。第1Q、同志社は得点を奪えず立命館大の攻撃に圧倒される。(0-10)「アジャスト力が欠けている」(岡本主将・商4)第2Qで切り替えたいところだが相手RBのランを止めることができず2つのTDを許す。(0-24)ようやく同志社サイドが沸いたのは第2Q残り20秒。同志社はランプレーを中心に確実にゲインを奪う。#32RB小泉(スポ2)が相手ディフェンスの隙をつきエンドゾーンへ走り抜けた。今試合初のTDに選手たちは小泉を称える。(6-24)

タックルを振り切り走り抜ける#32RB小泉(スポ2)

選手を称える仲間たち
後半戦は立命館大のパスとランを織り交ぜたプレーに翻弄される。約33ヤードのゲインを奪われそのまま立命館大#5RB森本に3本目のTDを許してしまった。(6-31)続く同志社の攻撃では#31RB田中(経3)のロングランでフレッシュ更新するもTDには繋がらず攻撃権は相手に。約20ヤードのFGを決められひらく点差を止めることはできなかった。(6-34)
なんとしてでも得点差を縮めたい同志社は#8QB古角(文情4)から#96TE福原(GR3)へのロングパスで30ヤードのゲインするなどパスが好調に決まり3rdダウン、エンドゾーンまであと少し。#17RB金澤(商3)の中央突破でTDに成功した。(13-34)

中央突破でTDに成功!
第4Qでは相手WRの右から左へと展開したランを食い止めることが出来ずにエンドゾーンへ走り抜けられる。同志社の攻撃は立命館大の強力なディフェンスに阻まれTDを奪うことが出来ず試合終了。(13-41)

今試合TDを決めた#17RB金澤(商3)
13ー41と大差での敗北、2戦目にして「学生日本一」の目標は敗れた。しかし、まだ始まったばかりだ。「チームに覚悟をつけたい」と松本副将(社4)はかつて話していた。「自分たちが卒業しても日本一を目指すチームになってほしい」その願いを叶えるために目標は果たせなくともこれから先チームがどんな戦いをするのか、先輩としてどんな姿を見せられるのかが重要となるだろう。また、1部での勝利は6年間果たされていない。目標は敗れてしまったが今年、その歴史を覆してほしい。(近藤麻由)