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平尾誠二氏逝去 プライドをかけた1戦で快勝!開幕4連勝:ラグビー部
2016/10/30 HEAD LINE NEWS

関西大学ラグビーAリーグ (2016年10月23日)

10月23日、東大阪市花園ラグビー場第1グラウンド(大阪府)にて行われた関西大学ラグビーAリーグ第4節vs関学大。同志社は45-17で快勝。開幕4連勝を収めた。


この試合が行われる3日前、10月20日、同志社OBである平尾誠二さんが53歳でこの世を去った。試合後、報道陣の囲み取材を受けた山神監督は「ミスターラグビー」の存在についてこう振り返った。


「個人的にはもう少しアドバイスも受けたかったし寂しい気持ちがある。平尾誠二さんに憧れて同志社に来た年代としても、今日の試合はなんとか勝ってくれという気持ちだった。関西連覇への思いがより強くなった」。


試合前、会場全体が平尾誠二さんに思いを馳せ、黙祷。左襟に喪章をつけた選手たちはグラウンドに静かに散らばった。「新しい歴史をつくれ」。遠く響いた故人の言葉が、枯芝混じりのグラウンドに染み込んだ。



試合前、黙祷を捧げる主将・山田



今節もスロースタートだった。ここまで1勝2敗、崖っぷちの関学大は、堅い守りで同志社の攻撃を封じ込める。前半の10分間はディフェンスのプレッシャーを受け、ボールを保持し続けるも攻めきれない。その間、関学大にペナルティゴールで3点を献上してリードを許す(0-3)。前半13分、均衡を破ったのは、前節でも3トライ大暴れのNo.8(ナンバーエイト)末永(社4)。敵陣22mライン内側から強靭なフィジカルで相手をはねのけ左隅へトライ、逆転に成功した(5-3)。



激しいタックルを受けながらも突破していく末永



この試合を象徴するシーンはこの後17分、34分の2トライ。いずれもSH(スクラムハーフ)大越(商4)の判断と技術が集約された絶妙なキックから始まった。



まずは、同15分。ターンオーバー(相手ボールを奪う)から、相手WTB(ウイング)が戻りきる前に防御網の裏へとキックを転がす。グラウンドの中盤から一気に敵陣ゴール前へと攻め入った。直後の相手ラインアウトを奪い返し、連続攻撃。密集地帯へFWを次々に走りこませ、最後はFWにつられた防御網の一瞬の隙をついて自らインゴール(トライが認められるエリア)に飛び込んだ。



続いて前半終了間際の34分。19-3でリードしているものの、試合内容以上に点差は開いていない。あと1本欲しい時間帯で再び大越が魅せた。1本目のキックと同様にターンオーバーから防御網の裏へとボールを転がす。そのボールはインゴールをめがけて一直線に弾んでいった(キックでインゴールへ入ったボールを相手が抑えると、相手ボールのドロップキックで試合が再開される)。明らかにミスキックに思われたが、ゴールライン手前でバウンドは変わり、タッチラインの外へ。



風か、芝生の凹凸か、それとも何かの導きか。当人はこう振り返る。



「周りからも声をかけられていたし、裏が空いていたので蹴った。2本目に関しては長すぎてインゴール入ってしまうかなと思ったけど、そこで手前に出てくれた。こんなことを言うのは良いのかわからないけれど、平尾さんの力というか、運が味方してくれたのかなと思う。」(大越)



大きな声で味方に指示を出す大越



直後、またしても相手ラインアウトを奪い返しトライに結びつけた。


前半を26-3で折り返す。敵陣に位置した22分間でトライは4本。連続攻撃で防御網を崩したというよりかは、ターンオーバーで得点の起点を作った。試合前の1週間は「徹底」という言葉をキーワードにした。ブレイクダウン(ボールの争奪戦)にしっかりと頭をねじ込んで真っ向勝負を仕掛けた。徹底的に肉弾戦にこだわった結果、得点に結びついた。



後半戦も立ち上がりに勢いに乗ることはできなかった。互いに1トライずつ重ねて33-10。こう着状態に思われた状況を打開したのは、途中交代で入った4年生のSO(スタンドオフ)平山(法4)のタックルだった。後半32分、滞空時間の長いロングパスを読みきり“どんぴしゃり”のタイミングで突き刺さり、落球を誘った。


平山は4年生にしてAリーグ初登場。遅咲きの最上級生が魅せた魂のタックルが同志社に火をつけた。



この直後のスクラムからの連続攻撃で途中出場のFL(フランカー)平田(スポ2)がAリーグ自身初トライを決める(40-10)。ラストワンプレーにも副将No.8秦(心理4)から主将LO(ロック)山田(社4)へ、相手の頭を越す器用なパスでボールを繋いでトライ。ノーサイド(試合終了)。45-17の快勝で開幕4連勝、関西連覇へ着実に前進した。



リーグ戦初トライの平田


インゴールにむかう山田主将



試合後、主将は語った。


「平尾さんのために勝つというよりかは、自分たちのために勝つという事を話していた。でもその気持ちがより一層平尾さんへの思いを大きくさせた。」(山田)



この勝利は、果敢に同志社に立ち向かってきた関学大を退けた貴重な1勝。

そう、激戦の関西Aリーグでの1勝に過ぎない。しかし、この日の勝利には同志社の「新しい時代」を願った帰らぬ人の思いが込められている。左襟に喪章をつけた23人の紺グレが「ミスターラグビー」の背中に、必死に手を伸ばして掴んだ1勝なのだ。(小林洋貴)



▼コメント

山神監督

今日は永富が足を怪我していたから、途中で代えたしキックも大越にさせた。永富はそういう状態でもしっかり闘ってくれていたし、代わって出た選手もしっかりやってくれていた。関学さんも必死でやってきていたし、どの試合もやっぱり同志社とやる、という時には相手の力強いタックルや圧力を感じる。末永もだいぶタックルを受けていて、本人はだいぶ悔やんでいたけれどそういうこともあると思う。また次の試合まで間が空くのでしっかり修正してなんとかトップを走っていきたい。「年越し」というのを選手たちも気持ちが段々と強くなっていってると思うので。

(平尾誠二さんについて)

とても偉大な人だと思うし、ミスターという称号がつく人だと思う。野球なら長嶋茂雄、サッカーならキングカズ、ラグビーなら平尾誠二。個人的にはもう少しアドバイスも受けたかったし寂しい気持ちがある。平尾誠二さんに憧れて同志社に来た年代としても、今日の試合はなんとか勝ってくれという気持ちだった。


LO山田主将

(喪章を襟につけての試合、どのような意識だったか)

平尾さんのために勝つというよりかは、自分たちのために勝つという事を話していた。でもその気持ちがより一層平尾さんへの思いを大きくさせた。先週の近大戦であまりよくない終わり方だったので、今週はディフェンスにフォーカスした。それで「徹底」という言葉を自分たちのキーワードにして試合中も言い続けていた。でもやっぱりアタックも軽いミスが多かったし、ディフェンスも抜かれている部分があったので、もう少し修正できたらなと思います。

良かったところはフォワードがしっかりスクラムを修正していたところ。いくつか個人的に見ればいいタックルもあった。それを組織として継続してやっていかなければならない。何回も何回も我慢してディフェンスすることがまだ足りない。

(前半と後半共に入りが良くなったことについては)

いつも先制点を取ろうっていう話はしていたけれど、今日またちょっとペナルティで先制された。空回りしているところがあると思う。前に比べたら良い試合にはなってるかなと。

(流れを変えた平山のタックルのあと、チームの雰囲気は)

彼は中に入ったらスペースが出来てしまうので、あまりタックルをするタイプではないけれど、彼がしっかりタックルえをやってくれたのでチームは勢いにのったかなと思います。

(次戦に向けて)

今回出た修正をしっかり修正して、まずはしっかり次の関大戦に焦点を合わせてやっていきたいと思う。


SH大越

(喪章を襟につけての試合、どのような意識だったか)

僕は一度しかお会いしたことがない偉大な人だった。監督のほうからは平尾さんが同志社ラグビー、日本ラグビー界においてどれほどにすごい人だったか

という話をしていただいた。監督のほうからは、今日の試合はしっかり勝たないといけない、という話をしていただいたので強い気持ちをもって試合に臨んだ。

(前半と後半の入りが良くなかったことについては)

関学も気合の入ったディフェンスをしていたので、そこで自分らももっと仕掛けていけば良かった。でも厳しい時間があっても、みんな落ち着いてトライを取るために一つ一つ状況を共有して得点を重ねていけたかなと思う。

(2度にわたる素晴らしいタッチキックについては)

周りからも声をかけられていたし、裏が空いていたので蹴った。2本目に関しては長すぎてインゴール入ってしまうかなと思ったけど、そこで手前に出てくれた。こんなことを言うのは良いのかわからないけれど、平尾さんの力というか、運が味方してくれたのかなと思う。

(自身のトライシーンについては)

近大戦の時に何度かラックの場面で自分が持ってフォワードにはなす、というプレーが多くあったので、前を見て空いていたからいった。今日の試合では強い気持ちがあったので、その気持ちがプレーに出てくれたかなと思う。

(MOMに選ばれた要因については)

僕のテンポについてきてくれた周りがいるし、僕にいろいろ選択肢を与えてくれる野中であったり永富であったりと、15人みんなが僕に選択肢をくれた。その中でいろんな人や勢いのある人に放ったりするだけなので、僕に合わせてくれるみんながいた。それに僕は勢いのある選手に放るだけなので。


HO中尾(社4)

(OB・平尾誠二氏逝去に際して左襟に喪章を付けての試合だったがどのような気持ちで挑んだか)

同志社ラグビーにとってレジェンド的存在であるので、自分のできることをしっかりやって勝つことが大事だと思っていた。なので、勝てて良かった。

(今日の試合を総括すると)

前半は自分たちがうまいこと主導権を持つことができたが、後半になって相手にペースをつかまれてしまったところがあった。それを、どうやって自分たちのペースに戻していくかが課題点。

(前後半ともに出だしを相手にペースをつかませてしまったように見えたが)

前半の最初(PG)は仕方がないところもあった。だが、今季後半の入りが悪いことはみんなで分かっているので意識している。まだ十分でないので今後も改善していかないといけない。

(スクラムの手応えは)

きょうは基本的に押していたけれど何本か関学大に押されたスクラムもあった。力で勝っていてもそういうことがあるので、それをなくさないといけない。

(ラインアウトが安定。取り組んだこととは)

練習後に数を投げてきた。コーチにも見てもらって、去年よりはだいぶマシになってきている。この安定を保っていきたい。

(残り後半戦の意気込み)

僕のプレーはセットプレーだと思うので、そこを安定させることに重きを置いて、長所を生かしてチームが勝てるようにしていきたい。


WTB佐藤(法4)

OBの方が亡くなられてと言うことで、この試合は絶対に負けられないという気持ちでのぞみました。

(今節を振り返って)

今回は「徹底」と言うことが試合のキーポイントに入ってきたのでアタックにおいてもディフェンスにおいてもいろんな局面で自分のできる仕事を全うしてするというのがこの試合でフォーカスしたところだったのでそれがしっかり出ていた。

(ウイングの控え選手が多い中でどういった形で自分の色を出していきたいと思いますか)

役割としてはチームを鼓舞できるような、見ている人が勇気を与えられるような力強いプレーを自分の強みとしてやっています。

(バックスのディフェンスが良かったと思いますかどういったことを心掛けていましたか)

個人的には一番外のウイングと言うポジションなので外の選手が一番視野を広くグラウンドを見渡せるのでポジション的にも、グランドの前の相手のディフェンスの状況やゲームの状況を内側に伝えることを怠らずずっと続けることを一番意識しました。

(次の試合に向けて)

1戦1戦全力でやってきたことをぶつけてこれているので、次もぶつけれるようにしっかり準備して自分の役割を果たせるように練習していきたいです。


CTB阿部亮(心理3)

(試合を振り返って)

一発でトライを取られたが、全員が攻守で体を張れた。

(初スタメンだったが)

とにかくゲームを楽しむということだけ。それだけだった。

(平尾さんが亡くなったが)

1度しか顔を見たことがないが、同志社のプライドを今日の試合で見せたかっ

た。誇りはみせられたかな。

(次節に向けて)

CTBはレギュラー争いがあるので、激しいポジション争いを勝ち抜きたい。まずは関西優勝をめざしていく。


WTB山口(商2)

(試合を振り返って)

今週のチームのキーワードが“徹底”だったので、ブレイクダウンをかける人とかいつもやってきたことを徹底しようと。前半は徹底してできたのでいいディフェンスができて点差も開いたんですけど、後半は徹底する部分が薄くなって押し込まれて追い上げられてしまったので、修正したかった。

(WTBは激戦区だが)

自分はハイボールが自身のあるところなので、今日は全然取れなかったんですけど、取れるようにしたい。

(次節に向けて)

次回もスタメンで出られるように頑張るだけです。それだけです。持ち味のハイボールで貢献できるように頑張ります。


CTB永富晨(商2)

(喪章をつけての試合となったがどのような気持ちで臨んだか)

(平尾さんには)実際にはあったことがないが、今日は、負けられない、絶対全国優勝するぞという気持ちで臨んだ。

(兄弟でSOとCTBを努めているが)

兄弟だから指示しやすく、先輩だけど気を使いません。

(前半と後半の入りが悪かった要因は)

自分が最初のプレーでミスしてしまいそこのところで入りが悪くなってしまった。

(開幕からずっとトライを続けているがアタックのポイントは)

目の前が空いたら、積極的にアタックしている。自分からいくというところを意識している。

(次戦に向けての抱負)

少し次戦まで間が空くが、集中して、楽な試合が出来るように頑張ります。

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