9月17日、シティライトスタジアム(岡山県)で行われた関西学生アメリカンフットボールリーグDiv.2第2節。同志社は岡山大と対戦し、28-0で勝利。これにより、リーグ通算成績を2勝とした。
2部リーグの中でも下位に位置する岡山大学。第1節と同じく大差をつけて勝利するかに思われた。だが試合が終わってみると差は大きく広がらず、苦い勝利となった。
ゲーム序盤から一泡吹かされた。岡山大のリターンで試合が始まると、最初のドライブでノーハドル。準備のできないまま次の攻撃を迎えると、パスを投じられた相手レシーバーがQBへとボールを戻すスペシャルプレーで1stダウンを奪われた。次のドライブはストップしたが、相手ホームの流れに一気に引き込まれた。

RBへとハンドオフする#17壷井(商4)
返しのオフェンスで#4鳥山(理工3)が先制タッチダウンを奪うも、その後は互いにうまく攻め込めず。第2Q途中から交代で出場した壷井から#80河原(商3)へのパス成功で追加点を得たが、思うように得点チャンスをつかめなかった。

相手QBにラッシュをかける#47坂本(法2)
後半に入ってもその悪い流れは断ち切れない。力量差ほどの実力が出せない場面が続く。壷井がオープンを走り切りタッチダウン、#35幹田(スポ1)が約20ヤード独走タッチダウンを決め、各クォーターで1つずつ点を稼いだが、それ以上は得点ならず。スタジアムの上に広がる曇り空を表すかのように、気持ちの良い勝利とはならなかった。

大学初タッチダウンを決めた幹田
昇格へ向け、暗雲が立ち込める結果となった。主将の森脇(文情4)は「選手1人ひとりが焦りすぎている」と、この試合で露呈した課題を語った。だが、リーグ戦は始まったばかりだ。改善する時間は残されている。「次の試合まで時間がないが、課題を一つずつ潰していく」。次戦の勝利へとつなげるため、日々の練習で雲の切れ間を模索する。
(文・上野孝輔、撮影・中島右京、片岡愛玖心)
〇試合経過
第1Q
4:24 #4鳥山 ランTD・PAT成功(7-0)
第2Q
0:21 #17壷井→#80河原 パス成功TD・PAT成功(14-0)
第3Q
1:46 #17壷井 ランタッチダウン・PAT成功(21-0)
第4Q
2:12 #35幹田 ランタッチダウン・PAT成功(28-0)
〇リーグ通算成績
2勝