11月23日、立命館OICフィールド(大阪府)にて関西学生ホッケー秋季リーグ順位決定戦が行われた。同志社は大体大と対戦し、1-0で勝利した。
多くの課題が見つかったインカレから1ヶ月。空いた期間で新しい練習や調整を重ね、5位決定戦への進出権を懸けて試合に挑んだ。
「とにかく攻めて、どれだけ点数がとれるか」。第1Q、試合が開始されると、主将原田(同女3)の言葉通り、攻めの姿勢でいきなり相手ゴールへと近づく。混戦状態の中、開始からわずか1分半で、新宮(心理3)のアシストにより二谷(経3)が先制ゴール。その後PCを与えてしまうも、危なげなくカットし、相手の得点を許さなかった。

先制を決め、喜ぶ二谷(写真左)と稲本(写真右)
続く第2、3Qでは、攻めては守っての両者一歩も譲らない展開が繰り広げられる。同点を狙う大体大からボールを奪い、パスをつないでチャンスを作るも、なかなか得点することができない。

PCを獲得し、ゴールを狙う辰巳(商2)

シュートを決めきれず悔しい表情を見せる選手たち
1-0のまま迎えた第4Q。追加点を決めたい同志社と食い下がりたい大体大との攻防戦が続く。3分、PCを獲得するが、相手の必死の防御で追加点を阻まれる。両者得点を許さず、結局、第1Qでの二谷のゴールが決勝点となり、明日の5位決定戦へと駒を進めた。
試合を振り返り、第1Qでの先制点からの「そのままの流れに乗れなかった」と原田。大体大には勝ったものの、追加点が決まらず、守備面においても課題が見えた試合となった。

主将として指示を出しながら懸命なプレーを見せた原田(同女3)
明日の相手は未だ同志社が勝ち星を上げたことのない関学大。「自分たちのペースで試合を進めることができれば、得点のチャンスもある」(二谷)。練習の成果を発揮し、宿敵相手にチーム全員で勝利をつかみにいく。(筆保杏優、撮影:久保友紀恵)