11月24日、グリーンランドみずほホッケー場(京都府)にて行われた関西学生ホッケー秋季リーグ。昨日行われた順位決定戦で負けを喫し、1部昇格への道は閉ざされた同志社。気持ちを切り替え挑んだ3位決定戦で、和歌山大相手に勝利した。
第1Q、先制を決めたのは同志社だった。逆サイドからの展開で小島(スポ2)がシュート。「フリーだったので気楽にいけた」と持ち前の冷静さをみせた。2Qは積極的に攻めるも追加点を決められず、1点リードで前半を終えた。

先制打を決めた小島
第3Q、残り5分の場面で隙を突かれ得点を許す。同志社は直後にPCのチャンスを得るも活かせず、第4Qに入っても激しい攻防を繰り広げた。両者得点を許さず、第4Q終了。昨日に引き続き、勝負の行方はSO戦に託された。
1本目、2本目ともに先攻の和歌山大がシュートを外す。対する同志社は小島、松井(商3)が得点を決め優位な状況。3本目は両者決まらず。4本目 和歌山大がシュートを決めるも、5本目を外す。その瞬間、SO戦2-1で同志社の勝利が確定した。

シュートを決めた松井

SO戦でシュートを決め抱き合う小島と松井
先制点獲得、SO戦での一打と活躍をみせた小島は「朝から気持ちが入っていた。今日はちゃんとキーパーをみて空いてるところを狙った」と振り返り、来年は入れ替え戦まで行きたいと意気込みを語った。
3位で終えた秋季リーグ。主将・宮川は「入れ替え戦にいくつもりだったので悔しい」と言葉を詰まらせた。また、和歌山大との前戦では1-6と大差での勝利だっただけに、「今日は気持ちが入っていなかったかなって。試合の入り方が悪かった」と厳しく評価した。

好セーブが光った主将・宮川
しかし、今後につながる大きな収穫もある。春季リーグではメンバーそれぞれの理想とするプレーが違い、個人技に頼るプレーが多かった。そこで、秋季リーグではチームで話し合い全員で一緒にやりたいプレーを決めたという。「同じ理想を追いかけられたことは良かった」(宮川)。秋季リーグを終え、次の戦いは来年の春。理想を現実にするために、彼らは日々の練習に取り組む。進化を遂げ、来年こそは2部優勝1部昇格の目標を果たして欲しい。(福田千乃)