11月23日、同志社大学京田辺グラウンド(京都府)にて行われた関西学生サッカー2部秋季リーグ第11節対京都先端大戦。同志社は1-0で勝利。無敗で秋季リーグを終えた。

スターティングイレブン
自動昇格の可能性が残っている中、なんとしてでも勝ち星が欲しい同志社だったが、ゲームの入りに苦戦を強いられる。ボールの出し手となる池平(商2)をマンマーク気味に抑えられ、攻撃が停滞。パスの選択肢を増やすべく高い位置を取るSBの裏を狙われピンチを多数招いてしまう。
それでも、ここまで秋季リーグ戦無敗の同志社イレブンはSHから相手アンカーの脇をつく斜めグランダーのパスに打開策を見出す。20分には今節左SHのスタメンをつかんだ長谷川(生命3)からその斜めのパスで中野(商3)へ。中野からの落としに反応した池平がポスト直撃のミドルを放つと徐々に流れを引き寄せていく。
そして迎えた39分。高い位置でボールを奪うと、竹田(商4)のスルーパスに抜け出した中野が右足一閃。「狙っていた形。落ち着いて流し込めた」(中野)。と、待望の先制点をあげる。主導権をにぎったまま前半を折り返した。

先制点をあげた中野

チャンスを演出した大雄(政策3)
しかし、後半に入ると徐々に京都先端大ペースへ。カウンターをベースとした攻撃に手を焼き、なかなか攻めることができない。交代で出場した東(神1)、小林(経4)もうまく攻撃に絡めず。決定機を再三作られたが角家(政策4)を中心としたディフェンス陣がなんとか守り切り、1-0で勝ち点3を手に入れた。
最終節を勝利で終えた同志社。リーグ戦3位と惜しくも自動昇格を逃したが入れ替え戦の権利は得た。「1部相手だからと言って、入れ替え戦だからと言って、臆することなく自信をもって望みたい。」と小川コーチは熱く意気込んだ。秋季リーグ戦無敗の勢いそのままに1部への切符を。同志社イレブンの2019年最後の戦いが幕を開ける。

1部まであと1勝!!
【文責・久保孝太 撮影・岩木博哉、黒田千都世、柳ケ瀬達彦】