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第109代同志社ラグビー部、終幕。夢の続きは次世代へ:ラグビー部
2019/12/16 HEAD LINE NEWS

第56回全国大学ラグビーフットボール選手権大会 (2019年12月15日)

12月15日、東大阪市花園ラグビー場で行われた第56回全国大学ラグビーフットボール選手権大会3回戦。同志社は筑波大と対戦し17-48で敗北。勝利を掴み取ることはできず、第109代同志社大学ラグビー部のシーズンは終わりを告げた。


7478人ものラグビーファンが花園を埋め尽くした。3年ぶり大舞台に舞い戻った同志社。多くの方が紺グレの旗を振り、同志社への声援が会場に響き渡っていた。


筑波大のキックで試合が始まった。声援に応えるように同志社は敵陣へとボールを運んでいく。FL堀部(社4)、NO8服部(スポ4)の力強いボールキャリーで敵陣でプレーする時間を増やし、出足から積極的な姿勢を見せる。敵陣22m付近でのマイボールラインアウトからWTB山本(商4)が飛び出し、一気に5mラインまでへ持ち出すも粘り強く応戦する筑波大の守備を崩すことができない。


力強いランを幾度も見せた堀部


突破を試みる主将・山本


前半8分、WTB山口(社2)がターンオーバーに成功、SO南野(商4)のフラットなパスを右サイド大外のFL中尾(政策3)に繋ぎチャンスメイク。22mラインを超え、ブレイクダウンからじりじりと攻めるも、再びボールを奪われる。すると同12分、FB松永がスペースを見つけると縦に抜け、自らがパントキック。山口と競り合うもインゴール内で押さえられ先制のトライを献上(0-7)。


自らの足でもチャンスを作った南野


走らせると怖い筑波大のBK陣。「FWのいる方へインサイドに切ってきたとき、内から刺せなかった」(服部)。同15分、中央付近で生まれたスペースに走り込まれラインブレイク。SH杉山が山口のタックルを受けながらもWTB仁熊に繋げ、そのまま中央へ追加点(0-14)。


同志社は体をぶつけてFW戦に持ち込みたかったが、攻めあぐねる時間が続く。2トライを献上し波に乗り切れない。その後も筑波大のBK陣が勢いよく自陣に侵入。そこで流れを止めたのがCTB和田(文情2)と山口の2年生コンビ。山口がこぼれ球を奪い、和田へと繋ぐとスピードのあるランでエリアを戻す。アドバンテージを得た瞬間、SH田村(スポ2)がCTB古城(スポ4)へ配球すると、敵陣10mラインから右サイド堀部へ華麗なキックパスを通す。最後は内側に切り込んできたFB原田(心理4)にボールを預け、そのままインゴールへ。コンバージョンは外れるも1本返した(5-14)。


ラックから素早く球出しをする田村


インゴールへ飛び込む原田


再開直後の同34分、同志社はノットロールアウェイでペナルティを献上。筑波大はショットを選択、SO島田悠が丁寧に3点を追加し、前半を5-17で終えた。


リーグ戦でも後半から巻き返した試合は少なくなかっただけに、期待が膨らんでいた。早い段階で追撃したい同志社。筑波大のノックオンから得たマイボールスクラムから和田、山本、原田が22m陣内に攻め込む。密集から4年生FW陣が体をぶつけながら前へ前へと進撃。20フェイズ目でLO松野(政策4)からモールを形成。HO橋本(商4)がボールを持ち、同志社の形でトライを狙うも、堅い水色の壁が阻む。残り1mの攻防、最後までFW戦にこだわった同志社。8分間果敢にアタックを継続し、40フェイズ目で遂に服部がインゴールへ飛び込んだ(12-17)。


南野と共にゲームをコントロールした古城


「FWの意地を見せる場面でした」(服部)


後半最初に1本を返し、5点差に迫る。だがここからはまさかの展開だった。「想像以上に筑波大のテンポが速く相手を崩しきれなかった」(萩井監督)。直後の同14分、WTB嶋田に3人が絡みつくも、掻い潜られ被トライ(12-24)。


続いて5分後、筑波大はアタックのテンポを継続しながら自陣深くに。連続攻撃を受けるとそのまま連続でトライを献上(12-31)。


「筑波大のテンポの速い攻撃に自分たちのペースを崩されてしまった」(山本)と打開策を見つけられないまま、時間だけが過ぎていく。個々の力で押されているだけあり、組織力で進撃を食い止めたかった。だが同31分、自陣ゴール前のモールから順目に展開。大きく左大外へボールを振られると、仁熊が試合を決定づけるトライで再びリードを広げた(12-36)。35分にはこぼれ球から、グラバーキック。追いつくことが出来ず一気に突き放された(12-43)。試合終盤にもトライで加点を許した(12-48)。


前線で体を張り続けたLO平澤(神4)


再開のキックオフと同時にラストワンプレーを告げるホーンが鳴った。敗北は決まってしまったが、紺グレは最後の最後まで貪欲な姿勢を貫いた。山本がボール争奪戦に競り勝ちマイボールに。繋がれたボールに全神経を注ぎ、余力を振り絞った。平澤とHO奥田(商4)を軸にボールを確実に守り続けながら、筑波大陣内22mまで入り込む。左サイド順目にボールを回し、ラストは大外山口がゴールへ一直線。FWとBK、31フェイズかけて繋げた攻撃で一矢報いるも、ノーサイド。17-48で3回戦敗退、第109代山本組の挑戦は終わった。


マークされながらも、鋭いステップでチームを幾度も救ってきた山口


山本組の夢はここで終わった


試合後に涙をぬぐう主将の山本。「こんなところで終わるつもりは本当になかった」。掲げたスローガン『GO!GO!GO!』の精神を胸に、挑戦者としての立場で居続けた。1年間かけて、本気で日本一を取るための準備をしてきた山本組。低迷期を乗り越え、3大会ぶりに挑んだ大学選手権だったが、結果は振るわず。関東との壁を感じる一戦になったのかもしれない。満足のいかない試合になったのかもしれない。だがここまでやってきたことは決して無駄ではない。なぜならチームメイト全員が信頼する、主将山本を中心にチームが1つになったから。だからこそ、この試合で味わった4年生の悔しさを後輩たちは同じように感じている。目標とする到達点に辿り着けなかったこの無念を、来年後輩たちが必ず晴らしてくれる。山本組が残した足跡は間違いなく同志社ラグビー復活の第一歩になったはずだ。


試合後、客席の友人に声をかけられ涙する主将・山本


調子が上がらない時もあった。結果が振るわない時もあった。だがここまで選手はチームのために戦い抜き、スタッフはその活躍を全力でサポートしてきた。仲間のために必死になるその姿は、みんなの目に焼き付けられ、心に刻まれた。どんな時も全員で前を見続け、満身創痍になりながらも走り抜けてきた2019年。その姿はまさに『ワンチーム』そのものだった。


「最後まで一緒に戦ってくれたみなさんには感謝の気持ちでいっぱいです」(山本)


「4年生を筆頭に、日本一になるチームの土台を作る事が出来たと思う」(山本)。たくさんの感動をありがとう。未来へ希望を託し、第109代山本組の挑戦は幕を閉じた。

【同志社スポーツアトム編集局ラグビー部取材班一同 文責・川田翼、川中真那、撮影・上野孝輔、内藤界】



【コメント一覧】

萩井監督

関西の代表としてこの大学選手権に多くの方の期待を背負って戦いに挑みましたが、筑波大学さんの特にBKに苦戦を強いられて勝ちきれなかった事が悔しいです。今年のチームは主将の山本を中心にとてもまとまりのあるチームだったので、ここで終わってしまうのは非常に残念ですがこの思いを来年に後輩たちが繋いでくれると思っています。

ディフェンスはよく機能してくれていたと思いますし、直向きに戦ってくれていました。ただ、想像以上に筑波大のテンポが速くそこで流れに乗り切れず相手を崩しきれなかったのが敗因だと思います。



主将・WTB山本雄貴(商4)

――試合前の気持ち

2年間出られていなかった大学選手権の舞台がどの様な雰囲気なのかと思っていましたが、グラウンドに出てみたら想像していたよりもいつも通りに自分たちのプレーが出来るなという感じでした。


――本試合を受けて一言

新チームが始まってから、日本で一番のチームを作るという目標を掲げてさまざまなことと戦ってきたのですが最後に筑波大学さんの壁を乗り越えきれなかったことへの悔しさでいっぱいです。このチームなら、本当に日本一まで突っ走って行けると心の底から信じていたのでそんなチームでもうラグビーをすることができない、日本一を目指す事が出来ないということが率直に悔しいです。


――後半の立ち上がりに関して

筑波大のバックスは非常に展開力とスピードがあったので、そこで同志社がディフェンスでどれだけプレッシャーをかけて相手を崩していけるかという戦いでした。自分たちの形を貫いたプレーを心がけていましたが、筑波大学さんのテンポの速い攻撃に自分たちのペースを崩されてしまったという感じですね。


――同志社の声援を受けて

スタンドを見れば、旗を振ってくれている人やハリセンを持ってくれている人たちがたくさんいました。実際にそれが力になりましたし、最後のトライの前も応援してくれている人のために頑張ろうと、チーム全員で声かけをしました。そういった意味で、最後の最後まで一緒に戦ってくれたみなさんには感謝の気持ちでいっぱいです。


――最後、涙されていましたがどのような思いがありましたか

この代が終わってしまうというのもそうですが、これだけの人が自分たちを応援してくれていたことを肌で感じたからです。この一年間自分たちに対して色々な期待をかけてくれていた事への感謝と、この人たちのために勝てなかったことへの悔しさでいっぱいでした。



副将・NO8服部綾(スポ4)

――今日の試合の総括

4回生は春からやってきたことの集大成なので、モールでもスクラムでも押せましたし、悔いはない試合でした。勝てなかった自分の力不足だったと思います。その面では後輩のみんなに託したいです。


――シーズン通してのFWの成長について

スクラムやモールで最後の試合押せたというのは成長だと思います。


――筑波大のBK陣にやられた点について

1対1なら勝負できたかもしれないですけど、チーム全体となるFWのいる方へインサイドに切ってきたとき、内から刺せなかったところは僕らの力不足だったと思います。


――後半最初のトライについて

あの場面ではFWの意地を見せる場面でした。しっかり練習してきた通りに粘り強く頑張ってくれたので、トライに繋がったと思います。



PR栗原勘之(経3)

――筑波大戦を振り返って

同志社としては接戦に持ち込んで、ロースコアゲームで競り勝ったらいいなって思っていたのですが、後半ゴール前から1本取った後から集中力が切れてしまって、流れが向こうに行ってしまいました。


――今シーズンを振り返って

もっとFWで勝負しないといけない局面もあったし、自信を持てていたけどあまりグラウンドでそれが表現できませんでした。スクラム、特にラインアウトは時間かけた部分だったので、ある程度形になった部分はありました。それが武器になるレベルだったかと言われたら、まだ到達できていなかったかなと思います。


――来年どんなシーズンにしたいか

チームの目標は変わらず日本一です。2年連続選手権出場できなかったことを経験して、新たなチームを作ってきました。この3回戦で敗退してしまってそれがどれだけ遠いものかというのを改めて実感しました。目標は変わらないですがそこに向かってもう一つ、もう二つレベルを上げていかないと勝負できないことが分かりました。もっと近づいて現実味のある話になるまで自分たちのラグビーを高めようという気持ちになりました。


――どのようにチームを引っ張っていきたいか

自分のラグビーでの役割はスクラムや、短い距離の力勝負だと思います。自分のポジションの仕事を120㌫して、チームを引っ張っていけたらいいなと思います。



※その他のコメントは後日掲載いたします。



【スターティングメンバー】

1.田中翔(経4)

2.橋本一真(商4)

3.栗原勘之(経3)

4.松野泰樹(政策4)

5.平澤輝龍(神4)

6.中尾泰星(政策3)

7.堀部直壮(社4)

8.服部綾(スポ4)

9.田村魁世(スポ2)

10.南野仁(商4) 

11.山本雄貴(商4)

12.古城隼人(スポ4)

13.和田悠一郞(文情2)

14.山口楓斗(社2)

15.原田健司(心理4)

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