11月22日に帝塚山学院大学(大阪府)にて、関西学生女子サッカー秋季リーグ2部順位決定トーナメントが行われた。同志社は帝塚山学院大と対戦し、2-6で敗北。5位決定戦に進むことはできず、今試合で秋季リーグを終えた。

スターティングメンバー
負ければ4年生が引退となる試合。全員が勝ちに向かって強い気持ちで試合に挑んだ。
しかし、序盤から相手に主導権を握られた。サイドから起点を作られ、取り組んでいる前からのプレスがうまくいかない時間が続く。前半11分、サイドからのクロスを押し込まれて先制ゴールを許す(0-1)。その後も自分たちの時間を作ることができない。同23分、右サイドを突破されるとワンパスからキーパーをかわされ追加点を許した(0-2)。なんとかこの流れを打開したい同志社は同30分ごろから度々チャンスを作り相手ゴールを襲う。しかし同37分、前のめりになった隙をつかれカウンターから失点(0-3)。3点差をつけられ前半を終える。

前半3失点を許す
後半に入っても相手の猛攻は止まらない。勢いに乗った相手にミドルシュートなどからさらに3失点を献上する(0-6)。
点差が開いても選手たちは前を向いていた。ここから同志社が本来のサッカーを見せる。同17分、池田葵(文3)からスルーパスを受けた竹田(文情3)が落ち着いて流し込み反撃の狼煙を上げる(1-6)。同27分には、コーナーキックのチャンスを作ると、こぼれたボールを鈴木(スポ4)が押し込み追加点(2-6)。その後もゲーム終了まで竹田を起点にチャンスを作るも得点には至らず、無情にも試合終了のホイッスルが鳴った。

後半巻き返しを図った
「自分たちのベストは尽くせた」(福田・GC4)。満足のいく結果ではなかったが、最後まで運動量を落とすことなく貪欲にゴールを目指す同志社なでしこの姿を見せることができた。4年生はこの試合で引退となるが、彼女たちが築き上げてきた同志社サッカー部女子チームの戦いはこれからも続いていく。(文責・野村大智、撮影・山口萌恵子)

集合写真
【コメント】
主将・福田美知留(GC4 )
ーーキャプテンとして過ごした1年間を振り返って
この1年間はコロナ禍でサッカー自体ができない時期があったり、活動再開しても様々な制限があり、今までとは違う方法でチームをまとめていく大変さを痛感しました。プレー中の一体感を出すためには、なおさらピッチ外での選手間、スタッフと選手のコミュニケーションが大切になるので、4年間で1番話し合ったように思います。チームに対する思いはいつもプレーで表現してたので(笑)、それを誰か1人でも後輩たちが感じてくれてたら嬉しいです。あと、ピッチ内外で支えてくれた同期の3人には本当に感謝しています。同期のおかげでこの1年間キャプテンをやってこれたと思います。
ーー4年間で成長したこと
個人的にはチーム全体の雰囲気とか、誰か1人の最近の調子とか、周りのことをすごい意識できるようになったと思います。初めてリーグ参戦した1回生の秋から今日まで、自分たちでチームをもっと強くしたいという気持ちで毎日頑張ってきたので、それを支えてくれた方々に少しでも成長したと思ってもらえると嬉しいです。