11月29日、同志社大学(京都府)で行われた全日本学生弓道選手権大会。新型コロナウイルスの影響で、約4ヶ月遅れでの開催となった。待ちに待った今季初となる今大会は、例年とは違った形式(オンライン)で行われた。
男子団体戦予選に出場したのは、竹内(生命2)、織田(法3)、三隅(商2)、坪井(生命2)、東本(スポ2)の5人だ。
それぞれが4射ずつうち、計11中で一巡目を終えた。三巡目、調子が振るわない坪井に変わって関(スポ3)が出場するものの、本調子が出せずに試合を終えた。
計6選手の中で、最も実力を発揮した東本。8射7中という素晴らしい成績を収めた。
試合後、男子弓道部主将を務める武石(文3)は、「決してチームの調子が良かったわけではなかった。それをコロナのせいにするのではなく、反省してしっかり次につなげたい」。と語った。

弓をひく坪井(生命2)
男子団体戦予選が終わった後、間もなく女子団体戦予選が開始された。予選に出場したのは、森下(商3)、海老原(商1)、土井(スポ3)の3人だ。
中でも好調だった森下は、計8射7中と、日々の練習の成果を出した。
出場選手は、普段の練習の的中率などいくつかの基準をクリアした選手を幹部が選抜して決めているという同志社弓道部。そんなルールのもと、出場者名簿にたった一人一年生で名を連ねた海老原。弓道の名門校、宮崎県立延岡高校出身のルーキーだ。今試合で輝かしい結果は残せなかったものの、今後の活躍に期待が高まる一戦となった。

弓をひく土井(スポ3)
異例のオンライン大会となっているため、他大学の結果次第で決勝進出が決まる。
厳しい規則のもと今もなお、満足のいく練習時間は得られていない。経験のない状況下で、主将は今日もチームのことを思いながら練習に臨む。「同志社大学弓道部らしく、地に足をつけて練習していきたい」。女子弓道部主将を務める土井(スポ3)はそう意気込んだ。

試合後の集合写真
(文責・撮影 吉田麻沙子)