12月6日にグリーンランド瑞穂ホッケー場(京都府)にて関西学生ホッケー秋季リーグ順位決定戦が行われた。
ここまで無敗で勝ち進んできた同志社。最終戦の相手は京大だ。「一回勝っている相手だけど、油断しないように」(岩本 スポ3)。その言葉通り、最後まで攻めの姿勢を忘れない同志社らしいホッケーを見せ、見事3-1で勝利。2部優勝を決めた。

試合後笑顔を見せる選手たち
両校ともよく走る攻撃型のチーム。攻守が激しく入れ替わり、ゴール前でのシュートやPCなど得点のチャンスをつくるも決めきれない展開が続いた。両者無得点のまま0-0で前半を終える。
ハーフタイム中はいつも以上に念入りに各ポジション同士での連携や動きの確認を行った。試合が大きく動いたのは第3Qだ。開始3分、池田(スポ2)が相手のボールを奪いゴール前まで運ぶと松井(商4)にパス。松井は上手くキーパーの隙をつき、待望の先制点を決めた。

好アシストをした池田と喜ぶ岩本
12分にPCで相手に点を許し、振り出しに戻るも14分。先ほどアシストした池田がシュートを決め2-1でこのQを終える。
勢いそのまま第4Qに入ると開始4分、再び松井がゴール。「最高でした。最後の引退試合でチームに貢献できたことが一番嬉しい」(松井)4年生の活躍によって3-1とリードを広げた。

得点を決めた松井(#26)を抱きしめる選手たち
相手側は猛攻を見せるもDF陣の堅い守りとキーパーの好セーブでゴールを許さない。最後までしっかりと守り切り、3-1で試合が終了悲願の2部優勝を果たした。
得点王とアシスト王を受賞した池田は「4年生の力に頼った部分も多かったけど、チームとして凄いやりやすかったし、楽しいホッケーが出来た」と今秋季リーグを振り返った。
また今リーグで4年生3人が引退となる。前主将の中田は「後輩に大きな置き土産として優勝を送ってあげるっていうのが4回生3人しかおらんけど、そうゆう思いでやっていた。来年も優勝してください」と後輩たちにエールを送った。

試合後のミーティングの様子
春からまた新体制で試合に臨む男子チーム。新たな目標を胸に。進化をとげた選手たちの姿に期待したい。(文責:鈴木有利紗、撮影:内藤界)
(受賞)
最優秀賞 岩本健太郎
得点王 池田利充
アシスト王 池田利充
GK賞 大河原亮