3月27日、たけびしスタジアム京都(京都府)にて行われた第71回京都学生サッカー選手権大会決勝vs立命大戦。同志社は4-3で勝利し、一昨年に続き京都1のタイトルを手にした。
スタメンにはGKに小山(神3)、DFに山脇(社3)、中田(経3)、敷田(社4)、金沢(スポ1)、MFに國府田(政策2)、仙頭(経3)、田中(社3)、長坂(スポ3)、FWに戸坂(経2)、渋谷(経2)が起用された。

スターティングメンバー
晴れ渡る春の空の下行われた決勝戦。対戦相手は関西リーグ1部常連の強敵立命大だ。リーグに向け、良いスタートを切るためにも勝利をつかみたい。
今年も同志社は縦パスでボールを運び、セットプレーでゴールを狙いに行く。前半からボールを握る時間が続くも、立命大の強固なディフェンスをなかなか崩せない。しかし42分、戸坂がフリーキックから直接ニアにボールを叩き込み先制点を奪う。(1-0)勢いづいたまま、前半を折り返した。

先制点を上げ、抱き合う選手たち
迎えた後半、リードを保ちたいところだが4分、PKを献上し同点弾を許す。(1-1)しかしその5分後、戸坂のクロスに長坂がドンピシャで合わせて再び差をつけた。(2-1) だが22分、立命大が強さを見せる。巧みなパス回しからスーパーゴールが炸裂し、同点に追いつかれた。(2-2)
肩を落とす選手たち。だが今年の同志社は一味違う。めげずに攻め続けると38分、山脇のパスを受け取った戸坂がクロスを上げ、長坂が押し込んだ。(3-2)

シュートを放つ長坂
優勝は目前。しかしその焦りからミスが目立つようになったのを立命大はそれを見逃さなかった。47分、守備が甘くなったところで右サイドを抜かれゴールを許し、再び同点に。(3-3)試合は延長戦にもつれ込んだ。

延長戦開始前に円陣を組む
緊張感が漂う延長戦。意地と意地がぶつかり合う激闘を制したのは同志社だった。後半10分、久世(文情2)がカウンターからFKを獲得する。キッカーは戸坂。ゴール前にボールを出すと途中出場の黒木(スポ2)が合わせて優勝決定弾を放った。(4-3)
「素直にめっちゃ嬉しいです」主将・敷田は110分の熾烈な戦いを終え、満面の笑みを浮かべた。

拳を突き上げる黒木

歓喜に沸く同志社
今年のチームスローガンは『全進』。そこに込められた全員で前に進むという思い通り、全員で力を合わせ最後まで戦い抜いた結果が優勝につながった。
春リーグは開幕目前だ。京都1のタイトルを手にし、自信と勢いをつけた同志社イレブンは勝利の道を突き進む。(文責・写真:黒田千都世)