新生同志社、始動!!
7月に行われた関西学生大会では山田、竹林ペアの優勝や麻生川、白石ペアが準優勝するなど、若手の成長を実感する結果となった。しかし、目標の総合優勝を達成することが出来なかったのは、運用法の部での入賞者がいなかったからだろう。運用法は今年から同志社が力を入れ始めた分野だ。「同志社の運用法のノウハウを構築し、それが後輩たちに伝わっていくような環境づくりを行いたい。そのためにまず自分が運用法のうまい大学に足を運び、そしてその大学のノウハウをより多く吸収し、それを同志社の中に技術として広めていきたい。」(宮下)今後の同志社はさらにもう一歩前に進むためにはやはり運用法が鍵を握るようだ。
また、同時に世代交代が行われ、今秋チームは新たに全国大会へ向けてスタートを切った。主将には3回生の奥西、副将には彼の相方である宮下が就任。二人は組演武でペアを組んでおり、関西学生でも5位に入賞するなど、実力、人望を共に兼ね備えた頼もしいペアだ。更に同志社の3回生は、人数は少ないが、いずれも大会で入賞を重ねる実力派揃い。新生同志社を率いるにはこれ以上ないメンバーだ。
関西学生での宮下(政策3)奥西(法3)
次の全国では全員の笑顔を
そして、秋は少林寺拳法部にとっては試合が立て続けに行われる勝負のシーズン。全国大会は特に世代交代後初の大会で、同志社は昨年、一昨年と好成績を残してきたため、プレッシャーも大きい。しかし、主将、副将はそんなプレッシャーにも負けない勢いだ。「同志社大学が関西だけでなく全国でも名を馳せるに相応しいチームであることを証明したい」(奥西)。「新幹部による新布陣での初の大会ということもあり、自分たちのモチベーションを高く保ち、いい雰囲気で臨めるようにチーム作りをしていきたい」(宮下)。関西学生での不完全燃焼を払拭し、新たな世代の初陣を飾れるか。答えは全国の舞台で明らかになる。がんばれ!新生同志社!!(久保田恵実)