悲願の関西制覇へ――
春に行われた関西カップ、関西インカレの2大会で関西準Vに輝いた同志社。今季は十分好調といえる結果を残しているが、彼らの目標である関西制覇を果たすには、越えなければならない高い壁がある。宿敵・関大の存在だ。
春は2度とも決勝で関大に敗れ、あと一歩のところで悔しさを噛みしめた。関大主導でゲームが展開する中、少ないチャンスをものにして確実に得点を挙げた同志社だったが、関大のペースを断ち切るのは至難の業。また、相手の猛攻が続くと盤石な守備陣でも耐えきることはできなかった。しかし、対戦する度に以前のような圧倒的な実力差が埋まりつつあることを実感し、関大は「勝てない相手ではなくなってきている」(阿部主将・商4)。チームで話し合う機会を大切にし、勝利への意識を高め合ったことが今季の好調につながっている。秋に向けても「チームの雰囲気は良い。思ったことを話し合う雰囲気を続けていきたい」(阿部主将)。

春季リーグで大活躍した赤間(法2)

円陣を組みエールを叫ぶ選手たち
悲願の関西制覇を果たすため、長い挑戦を続けている同志社。少しずつではあるが、着実に夢へと近づいている。彼らがついに宿敵を倒し、王座に君臨する姿を見届けたい。(松山奈代)