今年同志社ハンドボール部女子に加わった新戦力。春季リーグでルーキーとは思えないほどの存在感を見せた3人を紹介したい。
捨て身でシュートを狙う藤原(スポ1)
まず1人目は藤原江里。「楽しそう」と、惹かれ、中学からハンドボールを始めた。中学では、全国選手権大会で3位。高校では、全国選抜大会3位という成績を持つ。その彼女が、同志社を選んだ理由は、「先輩が行っていて雰囲気が楽しそうだったから」。まだ入部して1ヶ月ほどであるが、「美少女戦士」というあだ名で呼ばれ、笑顔が絶えない。初戦からスタメンで活躍しポストというポジションであるため、試合中思ったことは積極的に周りに声を出した。これからの目標は、シュート力を上げること。ますますの活躍に期待大だ。
強気の姿勢で攻める丹羽(商1)
2人目は、丹羽遥。もともと球技が好きだったという彼女は、先輩からの勧めもあり、中学からハンドボールを始めた。全国選抜大会2位、国体優勝という成績を持っている。同志社に決めた理由は、2人目の彼女もまた「楽しそうな雰囲気に惹かれた」と、話した。しかし、試合となれば「絶対に負けない」と、どんな相手にも気持ちだけは強気で挑む。そんな彼女の持ち味は、スピード、ロングシュート、カットイン。春季リーグでも、幾度となく同志社の勝利に貢献してきた。これからもその強気のプレーで同志社を引っ張っていってほしい。
シュートを狙う清水(商1)
最後3人目は、清水麻椰。中学からハンドボールを始め、高校ではインハイ・国体共に優勝経験を持つ実力者だ。始めは専門学校に進もうとしていた彼女に、雑誌に載ったインハイの得点結果を見た同志社からスーパーアスリートの推薦が来た。しかし、雑誌が間違った結果を載せていたため、彼女はその間違いを正直に告白。彼女自身から、同志社のスポーツ推薦を受け直し、入学した。初戦からスタメンとして起用され、積極的に周りに声を出す。ベンチの人にも自分が出させてもらっていることに納得してもらえるよう、上回生に頼るのではなく、自分たちが引っ張っていくという意識を持ちプレーする。
ルーキー3人を初戦からスタメンで起用した同志社。春季リーグ初戦の関学戦ではなかなかうまくいかなかった連携も試合を重ねるごとに一歩一歩成長を見せた。最終的には、他大学のチームに比べルーキーの多い同志社であったが、春季リーグで関西5位という結果を残し、見事西カレ出場が決まった。この夏、さらにパワーアップした同志社の姿に期待だ。(金澤有沙)
○プロフィール
藤原江里
スポーツ健康科学部
160㌢
四天王寺高校
丹羽遥
商学部
166㌢
愛知商業高校
清水麻椰
商学部
155㌢
高松商業高校