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硬式野球“Atom Selection -2015 autumn season-” : 硬式野球部
奇跡の復活ホームラン
約1年半ぶりにバッターボックスに立った男が奇跡のホームランを放った。その名も佐藤晃司(スポ3)。この1本のホームランの陰には、事故からの見事な復活劇があった。


野球好きな父親の影響で小学校1年から野球を始め、小中では日本代表に選出。更に高校では甲子園に出場した。同志社へはトップアスリートの推薦入試で合格し、1年の春リーグからメンバー入り。しかし、ここへ来て、順調だった佐藤の野球人生に悲劇が訪れる。ある日バイクに乗っていた佐藤は車に突っ込まれて膝を負傷。手術の後は今でもくっきりと残っている。まず、もとのように歩けるようになるには半年かかった。松葉杖でのリハビリ生活をしながら、「もうスポーツは出来ないのかもしれない」と思うこともあった。しかし、驚異的な回復力で今年の春、チームに復帰。試合に出られない時も、佐藤はチームのムードメーカーとして応援を盛り上げた。そして迎えた今日。ついに念願のスタメン出場を果たした。


「応援はいつもしている側だった。いざバッターボックス立ったら応援してもらってる側になり、恥かかないようにやりきりたいと思った」。そして迎えた3回表。4番井手が出塁し、二死1塁。相手ピッチャーがスライダーを投げた瞬間、「これは打てるな」。振り切った打球はそのままライトスタンドへ。ホームへ帰ってくる佐藤に、もう事故の陰はなかった。



豪快な一発を放った


笑顔でホームを回る佐藤晃


「これからは一戦も落とせない状況なので1試合1試合どれだけ点数をとるかよりも1点をとるためにチームがどうしていかなければならないかを考えて試合していきたい。1回1回気を抜かないで自分たちの野球をしていくだけ」。今日、新たなスタートを切った佐藤が、これからのチームにどう貢献していくのか楽しみだ。 (久保田恵実)

【硬式野球“Atom Selection -2015 autumn season-”バックナンバー】
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