リーダーズ対談「卓球部女子」
清水愛×成本綾海
「全員で勝つ」

左・清水愛(スポ3)、右・成本綾海(商3)
目標について――。
成本「春秋リーグでの優勝はもちろん、できれば全勝優勝を目指したいな」
清水「他のチームもレベルアップしてると思うので、そう簡単には勝たせてはもらえないと思う」
成本「勝つ気持ちも大切やけど、チームワークも高めていきたいなと思う」
今年度の勢力関係について――。
成本「去年も結構ばらけて同じくらいのレベルの状態で、今年もかなりばらけたから、正直どこには勝てるとかが全然わからない状態に近いかな。」
清水「面白くなりそうですね(笑)」
新体制について――。
成本「次入ってくる一年生なんですけど、一人はインターハイで団体優勝してて、かなり期待してますね(笑)」
清水「すごい期待してますね(笑)。カットマンの子なんですけどね。珍しいし、今までなかった戦型の子たちが入ってくるんですよね。2人ともカットマンなんでね。
成本「今までにない戦型の子たちなので、オーダーとかも重要になりますね。相手の苦手の苦手な戦型とか考えていかないといけないですね。なので対戦相手によってメンバーを変えるから、本当にスタメンが定まらなくなりますね。」
成本「インカレはどうする?」
清水「去年2位なんですけど・・・(笑)
成本「プレッシャーやな(笑)」
清水「優勝しかないな」
成本「それしか言えないもんな(笑)」
聞き手「チームの現状はどんな状態ですか?」
成本「一から作り直すという感じですね。絶対的えーすの高橋(商4)さんが抜けるし、高橋・浜畑(商4)ペアも強かったから、それもなくなってしまうから、絶対的エースがいないという状態なんですよね」
清水「絶対に勝てるというところがないから、成本や政本(社2)が負けたとしても、それでチームが負けたくない。エースが負けても他が勝てば団体戦なんだから負けることはないわけやし、全員で勝てるというチームワークが大切になってくると思う。エースが負けたから負けたから負けたなあって思うんじゃなくて、今まで頑張ってくれてるわけやし、自分らが勝って勝利しようって思えるチームにしたいです」
理想のチームとは――。
成本「試合に出る人も出ない人も、心から勝ちたいって思ったり応援したりできる仲のよさ?チームワークを大事にしたいですね
清水「だから女子会開こうってね(笑)プライベートとかでも仲を深めていきたいよね。最近すごい仲良くなってきて、ワイワイしすぎて男子に怒られてしまうんですよね(笑)」
成本「練習後もゆっくり休んだりしてたけど、休まずにみんなで楽しもうって雰囲気になってると思う」
清水「練習も遊びも大事に。気持ちもONとOFFをちゃんと切り替える。そうすればメリハリも出るし、仲良くもなるしね(笑)」
成本「そうそう!ONとOFFが大事ですね」
今後の改善点は――。
成本「新しいトレーニングを入れました!」
清水「そうですね。ウェイトトレーニングとランニングを取り入れましたね」
成本「新たに始めたけど、結構自主的にトレーニングしてくれてますね」
清水「体力作りからしていこうかなと」
成本「今まではラケットしか握っていなかったので」
清水「これがいい感じで成果に出てくれるといいですね」
成本「やっぱり男子が人数多くて、みんな頑張ってるので、それに負けないようにね。頑張らないと(笑)」
昨年に春リーグ優勝、インカレで全国準優勝と文句なしの結果を残してきた。しかし秋リーグでは接戦をものにできず、王座に同志社の姿は無かった。少数精鋭の常勝校として名誉と伝統を守るため、関西女王へ返り咲きを誓う。新たなトレーニングでフィジカル強化を図り新体制で挑む。(聞き手 藤田翔)
〇プロフィール

成本綾海(商学部 3年/153㌢/四天王寺高校)
1年生の時、新人戦で優勝し、チームの主力として活躍してきた。全日学ランカーの称号を有するチーム屈指の実力者。多彩なサーブからの3球目で相手を切り崩す。名実共に文句なしの主将がチームを全国の頂に導く

清水愛(スポーツ健康科学部 3年/161㌢/就実高校)
成本と並び実力でチームを引っ張る副将。彼女の持ち味はなんといっても勝負強さ。これまで重要な場面での勝率は群を抜いている。昨年度のリーグ戦で、優勝のかかった大一番にも決して動じないプレーで相手を翻弄。今年度も勝負師・清水に期待がかかる