関西選手権第二戦を終え、11月のインカレ出場者が決まった。例年より多い15名が全国の舞台に挑戦する。

試合前、主将奥村(経3)を真ん中にいつもの円陣で気合を入れる同志社
主将奥村は予選で同志社内では1位通過を果たした。「主将が引っ張らないと」。関西選手権第一戦で結果が出せず、悔しながらも語ってくれた。奥村には意地がある。だれにも負けない意地があるのである。そしてその意地は同学年にもきっと伝染している。今回の第二戦で同志社は団体戦総合2位に輝いた。そのメンバーこそ、3年生3人組の奥村、美吉(商3)、木山(生命3)である。ずっと3人での入賞を夢見ていたはず。同期たった3人での幹部、役職の一人二役なんて当たり前。そんな状況の中でも練習には嘘をつかずに頑張ってきた。「3年生で結果を示さないといけない」。佐波江のプレハブで語ってくれた奥村の言葉が、まさに現実となった大会になった。

荒れた天候でも冷静に海面を読む奥村

ムードメーカーとしても主将を支える副将・美吉
インカレ個人戦は11月の上旬、沖縄県で開催される。初めてのインカレでも、幾度目かのインカレでもすべてものをいうのは実力のみ。風速も天候も予想はできないが、どんな状況でも自分のレースを貫く者が表彰台を登るだろう。沖縄の海で歓喜に包まれるか、それとも悔しさを残して列島へ帰るか。関西屈指の実力を全国のセイラ―に思い知らせてやれ!(只松 憲)

レース後、安堵の表情をみせる奥村