エース・川西、最後のJAPAN
11月25日から27日にかけて、国立代々木競技場(東京都)にて行われる、全日本新体操選手権(JAPAN)に川西伸也(スポ4)が出場する。

リングでは学園天国の音楽に合わせて会場が一つになる演技を見せる
8月に行われた全日本学生新体操選手権大会で総合12位となり、社会人も混じる日本新体操界最高峰の舞台、JAPANの出場権を得た。3年連続のJAPANの舞台に立つ川西。昨年は総合23位で種目別決勝には残ることが出来なかった。競技生活ラストイヤーとなる今年にかける思いは、これまでとは異なる。観客を魅了することだけでなく、結果にも拘る。「これまで観客を魅了できれば、結果はどうでもいいと思っていたけど、それは結果が出せないことへの言い訳だった」と特別な思いで今大会に臨む。

ダイナミックさだけでなく繊細な表現力を持つ
エースとして同志社体操競技部を引っ張ってきた川西。いつもはノリの良い選曲や質の高いタンブリングなどで客席を川西色に染める彼。最後の舞台で、彼は何を観客に魅せてくれるだろうか、何を残してくれるだろうか。念願の団体出場も果たした今、最後に積年の思いを代々木の舞台にぶつける。
また、11月6、7日には器械体操、新体操それぞで新人戦が行われる。この夏の成果を見せるとき。1年生たちの活躍に期待したい。幹部も変わり、新たなスタートを切った体操競技部。決して良いとは言えない環境の中で切磋琢磨し、支え合いながら技を磨いていく。「出来ないが出来る」に変わるその日のために。(山口佳菜子)