先週末男女ともにリーグ戦が終了した同志社弓道部。
1部昇格を目標に努力を重ねてきた女子「髙田組」男子「橋角組」に終止符が打たれた。
京都インカレ、関西インカレ、全日本インカレと思うように的中を伸ばすことができず不安を抱えたまま臨んだリーグ戦。
リーグ戦の結果は女子3勝1敗、男子全敗と男子には非常に悔しい結果となった。
この結果を目の当たりにして監督は
「弓道にはプロという道はないんです。だから、上を目指しながらも大事ですが、でも、その過程で学ぶことができることを十分に吸収して今後に役立てほしい。
選手に一番学んでほしいのはそこなんです」と優しく笑った。

相手校に挨拶をする女子メンバー
新体制に入り本格的に活動が始まった5月、全て基礎から作り直すと筋力トレーニングから作り替え
弓道に真正面から向き合ってきた彼らにとって今回の結果はあまりにも残酷であった。
最終日の試合が終了し、「3戦までの的中の数は相手校と同じでした。だからこそお互い勝てる試合で、、、勝たなければならなかったんです。」
と、肩を落としたのは主将・橋角(GC4)。
弓道はサッカーや野球とは違い、相手の強さによって結果が左右されることがない競技。全ての結果に自分自身の強さが試されると話す選手たちの責任感は計り知れない。

主将を務める橋角(GC4)
また、関西インカレから主将・髙田(法4)を筆頭に調子を上げてきた女子はリーグ3勝とかなりの好成績を残した。
リーグ戦で最も活躍したと感じられる選手は飯田(神1)である。
セレクションで入学し高校時代から変わらず活躍を続けてきた飯田の手元に狂いはない。彼女の放つ矢はするすると的に吸い込まれていく。
また他にも泉(商2)や對馬(スポ2)と2年生にも今後活躍が期待される選手が控えている。

今回大活躍をした飯田(神1)
「夏合宿を中心に夏の長期休暇は練習の時間がたくさん取れていたので調子が良かったのですが、休みがあけるとどうしても
的中率が下がってしまいます。これからは女子にも手伝ってもらいながら、入れ替え戦では必ず勝たなければいけません」
と橋角。男子は今月末に入れ替え戦が行われる。
一年の締めくくり、男女ともに笑って終わることができますように。あと2週間彼らはどれだけ成長することができるのか、大きな期待がかかる。(髙安美里)