結果が残るシーズンに
昨年、春、秋リーグ共に7位で終えて悔しさが残った陸上ホッケー部女子。「昨年、1年間頑張ってきたことを実らせるシーズンにしたい」(高木・商4)。主将高木を筆頭に捲土重来を期す。

チームを牽引する高木
昨年、秋リーグ戦5試合連続無得点で5連敗を喫し、得点力不足が露呈した。特に、ペナルティサークル(以下PS)エリア内での攻防の甘さが顕著に表れていた。それは普段の練習に原因があった。練習時の守備が甘いことにより、練習では決めることができたプレーもスタイルの違う相手となると点が決まらなかった。「何よりも試合への準備が甘くて、自分たちのベストを尽くせなかった」(高木)と振り返る。そのためオフシーズンには課題の改善を行った。PSエリア内に侵入したとき、ペナルティを狙いに、もしくはシュートに行くのかの判断を早くすることに徹底。さらに、PSエリア付近までボールを運んだときの他の選手のサポートやポジションなどの約束事を取り決めた。そうすることでPSエリア内での攻撃に厚みが増し、得点のチャンスがより増えるだろう。

今シーズンも活躍が期待される白木
また、攻撃の組み立て時に右サイドに偏重することが多く、右サイドが混み攻撃が単調になっていた。左サイドにもボールを回してフィールドを広く使い、スペースを作る多彩な攻撃を構築することが求められる。そのため、センターのポジションにいる白木(経済3)と高木がうまくボールを散らすことができるかが重要となってくる。

試合前に必ず組む円陣
4月15日、同志社陸上ホッケー部女子の春リーグの開幕を告げる一戦が始まる。相手は天理大学と初戦から申し分のない相手だ。昨年の反省を生かして、初戦をものにできるかどうかが上位進出のカギとなる。今年のスローガンは「Doshisha Smile」。チームに必要な規律や周りへの感謝を忘れずに全員が練習に取り組み、そこから生まれる笑顔で同志社らしいホッケーをみせる、という意味が込められている。「Doshisha Smile」を基にした練習を乗り越えた彼女たちが春リーグが終えたころ、彼女たちの”スマイル”がはじけているに違いない!(野村友哉)