一人一人が満足のいく結果を
器械体操と新体操という異なる種目が共に切磋琢磨しながら練習しているという日本でも稀有な存在である同志社体操競技部。
器械体操は、4月22日・23日に岡山県にて行われる関西学生体操選手権大会体操競技の部が本年度のスタートだ。団体戦のメンバー6名に誰が入るか注目されたが、主将の松岡(スポ4)、次期主将岩本(理工3)、下司(理工4)に加え、山下(理工3)、谷(理工2)、玉井(理工2)というメンバーとなった(4月12日現在)。
注目は名門の報徳学園から加入した谷だ。昨年はインカレに出場していないため、満を持しての登場となる。また、昨年は新体操の団体に出場していた玉井にも注目だ。5月には和歌山での西日本インカレが待つ。後輩へよい形でバトンを繋ぐために、まずは関西で昨年からの成長を見せる。
つり輪の演技をする岩本
翌週の30日には新体操の部が花園大学で行われる。男子はエース川西が抜けたが、インターハイ優勝という華々しい経歴を持つルーキー・堀(スポ1)が加入。入部後すぐの大会となるが、鮮烈なデビューを飾ってくれるに違いない。2年目に突入した安原(スポ2)もどのような演技を魅せるか楽しみだ。女子はエース和田(文3)の美しい演技に注目。昨年は7位という結果だったが今年はどのような花を咲かせてくれるだろうか。
華麗なリボンさばきを見せる和田
リングの演技を魅せる安原
一人一人が目標をもって、練習に励んでいる体操競技部。晴れ舞台で満足のいく結果を残せるか。経験者と未経験者が混じる中での、彼らの強みは技術で人を見下したりはしないところだ。経験者が未経験者に教えるという伝統が体操競技部の礎を築いている。新年度の開幕、西日本インカレに向けて最高のスタートを切りたい。(山口佳菜子)