まずは日本選手権
寒い季節も過ぎ去り、待ちに待った水泳のシーズンがやってくる。新入生が出揃い、いよいよ本格的に新体制のDUSが始動した。昨年のインカレを終えて、新主将蟹由を筆頭に、どこよりも厳しい練習を積んできた。そして4月13日から開幕する、日本人最速を決める日本選手権水泳競技大会。出場する4人の選手がスタート台に立った。
主将であり、DUS不動のエース、蟹由恭平(商4)。大学水泳ラストシーズン。200m自由形、そして彼が最も得意とし、インターCの標準記録突破を目指す400m自由形に出場する。もう一つ彼の掲げる最大の目標はユニバーシアード日本代表選出だ。「今年こそは」。という強い気持ちで日々練習に励んできた。泣いても笑ってもこれがラストチャンス。後半の粘り強い泳ぎでライバル達を突き放す。
主将の蟹由。
同志社屈指のスプリンター、河野元斗(スポ3)。力強い泳ぎが彼の持ち味だ。目指すは100m自由形で決勝進出。そのためには50秒の壁を打ち破らないといけない。選手権という大舞台でどこまで力を発揮できるか。大きな鋭いストロークが見る者を魅了する。
槍のようなストロークで突き進む河野。
そして日本選手権、先陣を切るのは400m個人メドレーに出場する尾崎友樹(スポ2)だ。短距離から長距離までどんな泳ぎもこなすマルチスイマーだ。得意の背泳ぎ、自由形で周りとの差をつける。彼の泳ぎが同志社を勢いづけるに違いない。
レース後半の自由形は尾崎の最大の武器だ。
50m平泳ぎに出場する鈴木仁也(政策3)。レギュラー争いの熾烈な平泳ぎで、新入生の溝渕(スポ1)を除き、唯一日本選手権の標準記録を突破した選手である。迎える3年目、まずは日本選手権という舞台で、いいスタートを切りたいところだ。熱いレギュラー争いが繰り広げられる平泳ぎ陣から目が離せない。
ガッツポーズを見せる鈴木。
いよいよ始まったシーズン、日本選手権に出場する選手達が同志社に勢い付けてくれることだろう。夏の関カレ、そしてインカレへ向け、これから始まるDUSの戦いを見逃すな!!!(愛甲 純平)