4月から春季リーグ戦の幕を切ったハンドボール部女子。昨年の春はインカレ出場権獲得を果たした。今年も再び同じ舞台への出場権を獲得し、全国で強さを見せつけたい。

円陣を組むハンドボール部女子。
ハンドボールは、走る、投げる、跳ぶという運動の3大要素が含まれているスポーツの一つだ。それに加え、早いゲーム展開を繰り広げるスポーツでもある。このスピードのある早いゲーム展開でのダイナミックなシュートはハンドボールの大きな魅力だ。
だがそれと同時に生じてくるのが体力的な面での懸念だ。以前までの同志社は体力面で課題を抱えていた。そのため春季リーグ戦では後半での走り負けをなくすべく、厳しい練習を新たに加え課題の打破を狙う。

ゴールを守る主将大森(スポ健3)。
ここで春のネクストジェネレーション選手を紹介したい。チームに合流してまだ1か月ほどにもかかわらず、すでにレギュラーとして活躍している西村美桜里(スポ健1)だ。また、ディフェンスでは3枚目、オフェンスではフローター(バックプレイヤーのサポートなど)と非常に重要なポジションを任されている。高校時代にトップレベルの環境で戦ってきたこともあり、そこで育った非常に高い身体能力とポテンシャルを兼ね備えている選手だ。今後の活躍に期待がかかる。

ボールを放った西村。
ここまでのチームの雰囲気は「楽しい雰囲気の中でも、しっかりと厳しさをもって練習している。」と話す大森香澄。以前まで楽しむことばかりを意識する一方で厳しさが薄れてしまっていた。しかし、昨年とは異なるチーム作りで一人ひとりが目的意識や目標を持ち練習に取り組み、更なる高みで勝負できるチームを作る。
先輩後輩関係なく和気あいあいとした明るい雰囲気で楽しみながらプレーをする彼女たち。今春、新生ハンドボール部として大挙し、せめぎ合う時がきた。(松本 麻利那)