リーグ戦開幕
関西学生アメリカンフットボールリーグDiv.1が8月27日に開幕した。今年も関西の強豪がひしめくDiv.1の舞台で戦うこととなった同志社。「ALL OUT」のスローガンのもとチームの生涯的目標である学生日本一を目指す小塚組だが、開幕から3節を落とし、その目標は途絶えることとなった。

立命大の猛攻に屈した。
3連敗を喫した後、チームの雰囲気は落ち込んだ。しかし、誰一人として下を向くことはなくひたすら勝利を目指した。「苦しいときもあるが、次は勝という気持ちを捨てずに頑張った」(小塚)。気持ちを切り替えることが大切だと考えた主将・小塚(商4)は「(連敗後から)自分たちのフットボールをしようと話してみんなで練習に励んだ」。もう一度チームの士気を高めた。

関大戦で先制TDを決めた#19小泉(スポ3)。
迎えた第4節、対龍谷大SEAHORSE戦。その成果は“勝利”という形となって明確に表れた。#18田畑(商4)の精度の高いFGで得点を積み重ねた。第2Qで相手にTDを許すも、後半はディフェンス陣の堅い守備でリードを守り切り、リーグ初白星を挙げた。

#18田畑(商4)のFGで勝利を手繰り寄せた。
リーグ戦を戦う中で見えた課題としてオフェンスのアジャスト力、ディフェンスのタックルを課題に挙げた。「練習で回数をこなして磨いていくしかない」(小塚)。試合ごとに挙がった課題を修正して次戦に臨む。この地道なサイクルをきちんとこなしているからこそ、勝利をつかむことができたのだろう。

勝利を喜ぶオフェンスチーム。
大きな一勝をつかんでリーグ戦を折り返したが、油断はできない。残り3節中2つを落とすと、入替戦への黄色信号が灯ることとなる。連敗でどん底を味わった。そこから這い上がり白星を挙げた自信、強いチーム力で必ず勝利を手繰り寄せてくれることを期待したい。(白石美緒)