陸上ホッケー部女子主将セレクション2018年を語る
喜多里和×都築彩音×白木里美
「周りを見るひたむきさ」

左から、喜多(法3)、都築(文情4)、白木(経4)
都築・喜多を選んだ理由――。
白木「副将だから。隣にいたから。」
主将副将の関係はどうですか――。
都築「いい感じやろ!」
白木「う、うん!(笑)」
都築「あ、あれ片思いみたいです(笑)」
一同 (笑)
白木「いや、すごいいい感じです。あやねちゃんがしっかりチームを客観的にみてくれているし。」
都築「たぶん私自身プレーしてた時は自分で手一杯になってしまって、夏とかもずっとそうやって。でも今プレーしていないからこそ、まわりみてチームに足りないこととか個人個人で足りないこととかを見つけるのに専念できるというか。」
白木「私が練習中にこれどう思うって聞いてもすぐ的確な答えが返ってきますね。りわは最近どんどん上達してきよるGKやけんかな!あとはGKは1人やけど自分で考えて頑張っとるけん選びました。」
チームでのスローガンはありますか――。
白木「一束紫成です!」
どういう意味が込められているんですか――。
白木「個が一つになって一つのチームになるってことが言いたくて、紫は同志社カラーで成は…」
都築「構成されるみたいな。」
白木「そうそう、皆がいてチームが成り立つみたいな。去年は結構個々でやるみたいなあまり干渉しない感じだったので、今年は家族のようにチームよりもファミリーになれるようにと思ってこれを最初に決めました。すごくみんな仲いいです。」
都築「うんうん。」
喜多「はい、そうです。」
白木「言わせてる感出すな~!(笑)」
一同 (笑)

談笑する3人
日々の練習で心掛けていることや様子はどうですか――。
白木「メニューは監督さんがこれいいよと教えてくれたことをやってみてアレンジしてって感じですね。」
都築「あと試合でこれが足りてなかったなとかがあればそこを重点的にやってみたりしてますね。」
白木「新しいことをやってみて、よかったら採用、あんまりだったらまた考えてって感じですね。最近は1つのメニューの中で次のじゅんばんを待っているときに息が整って、またやって、息が整って…ってなってしまうけん、それがないように間にフットワークを入れてずっと息があがっているように工夫してます。あ、ちょっとしゃべりすぎたかな。」
都築「りわ!」
白木「りわ!頼んだ!」
喜多「え~(笑)」
春合宿での様子――。
白木「去年まではめっちゃ練習する、朝・午後・ナイターみっちりだったんですけど、今回は練習はもちろんちゃんとやって、ファミリーを目指してコミュニケーションを重視しようということでみんなで楽しめるゲームしたりして仲を深めました。」
自分たちのチームの強み――。
白木「アットホームですね。」
都築「ある程度の上下関係はあるけど、冗談言ったりいじられたりするね。」
白木「全然1回生からもいじられますよ。先輩と思ってないだろ~って言ったりします(笑)」
皆が喜多のほうを向く
喜多「いや、私はそういうキャラじゃないので…。」
白木「いや、ちょっと馬鹿にしてたりするよ。たまにね~。あと、元気な新2回生が多いね。」
都築「元気やな~。」
白木「今、部員が13人でそのうちの8人が新2回生なんですよ。勢いがすごいです。だいぶチームの雰囲気もかわりました。」
都築「その元気を生かせるようにするのは私たちの腕にかかってるな。」
白木「そうやね。あとチームの雰囲気も変わったし試合のスタイルも変わった。みんなめっちゃ走る。」
都築「あ~確かに。」
白木「今までは要領よく省エネでって感じで。交代があまりいなかったので1試合やり切るために効率を考えてました。今は走って、どんどん動いてって感じです。」
今年の目標は――。
白木「関西3位、入賞に入ることとインカレ出場!」
都築「これは何としてでも!」
白木「何としてでも!3位になれば絶対出れるし!」
春リーグに向けての意気込み――。
都築「去年の秋、関学との試合で自分たちがやろうとしてたプレーが結構できて、けど思わぬ形で相手に点が入って負けちゃって。くやしかったし。」
白木「やっぱあそこを1回思い出さないかんね。」
都築「ほんとに過去最高のプレーができた。でもやっぱ点が入らなね。」
白木「上位5位くらいもチームは経験者ばかりで技術では負けるけどやっぱりチーム、ファミリーを生かしていきたいですね。あとは自分たちが持つ力をどれだけ100%発揮できるか。練習ではできるけど試合でできないのでは意味ないので。試合をイメージしてっていうことを最近練習ではめっちゃ言ってます。結構いい感じに今きとるよね。」
一同「うんうん。」
白木「ホッケー部は幹部交代が夏で、上がいながら自分たちが仕切るみたいな時期があってって感じで、自分たちが上なのは春リーグで終わりなので懸ける思いは大きいです。結果出したいなと。」
都築「自分がプレーできてない状況でもどかしいと思うことも多くて。でもみんなのプレーについて自分がやってきたことを生かして伝えて、どれだけみんなのこと見て成長させれるかだなと思ってて。自分ができることを精いっぱいやって勝ちます!」
白木「めっちゃ締めたやん。りわ最後!」
喜多「キーパーとして無失点で抑えられるように強いポテンシャルをもってがんばります!」
白木「気持ちがやっぱり大事だな!」

試合時、円陣を組む選手たち
対談は仲の良さとチームへの熱い思いがつまったものとなった。格上の相手が多い中で同志社はどこにも負けないファミリーの絆を武器に勝負に挑む。一束紫成。チーム全員で目標達成へ突き進む。(聞き手 久保友紀恵)
◎プロフィール

白木里美(経済学部4回生/松山中央高校)
ポジションはMF。ホッケー経験者であり、明るさと豊富な経験でチームを牽引する。

都築彩音(文化情報学部4回生/帝塚山学園高校)
ポジションはDF。体調不良のため今シーズンからスタッフとしてチームを支える副将。的確な指示と冷静な判断力で信頼されている。

喜多里和(法学部3回生/同志社女子高校)
ポジションはGK。チーム唯一のGKとして活躍。寡黙ながらホッケーへの思いは強く、努力家である。