日本拳法部主将セレクション2018年を語る
中田健太郎×原仁志
「互いに高めあう一年に」

左から原(経3)、中田(スポ4)
――なぜ選んだのか
中田「そうですね、理由っていうのは、まずやっぱ武道関係って黒帯が一つの節目になるんですけどそれを昇段試験っていう試験で三人連続抜くか四人合計で年度ごとにあるのを倒すっていうのが黒帯の試験なんですけど、それを12月に一回で三人抜きして黒帯取ったんで、団体戦でも黒帯が一つの指標になるのでこれからほんとに大会とかでも段が初段、弐段、参段とかに分かれていてほんとに強い人とかとも戦っていくと思うので取っても気を緩めないでほしいと思って選びました。」
――他己紹介をお願いします
原「中田さんはまじめです。まじめで中田さん今三回生で僕ら二回生なんですけど、僕らの回はやんちゃというか自分のやりたいことをやる感じなんですけど、中田さんの回はみんなまじめで周りを見て行動する人なんですけど、その中でも一番まじめです。」
中田「原君は二回生になるちょっと前から入ってきたんですけど遅れを取り戻せるようにしっかり自分で練習した後も練習したり、分からないことがあったらすぐに聞いたりしてすごい向上心もあるし、熱意もあるしやる気あるなって感じです。」
原「ありがとうございます。」
――昨年を振り返って
中田「四回生が人数が多かったりっていうのとあとみんなすごい上手っていうので四回生主導で全部試合とかやってもらっていた。」
原「四回生はほんとに強くてプロのキックボクサーとかもいたし前学生チャンピョンを倒した人がキャプテンやってたりとかしてて歴代最強とは言われててレギュラーメンバーのほとんどが四回生だったので三回生以下の人が団体戦での勝負所で出る機会がなかった。これからどうやっていくかっていうのがチームとしての課題ですね。」
中田「東京選抜っていう学生の大会でも四位入ったり、結果も残していたりして、同志社大学は大学から始める人がほとんどなんですけどそれでも学生のほぼ最高段位の参段を持っている人が何人もいてほんまに強くて引っ張てもらってて任せきりになってましたね。」

会談する二人
――今年はどんなチームにしたいか
中田「去年はいろんな練習を試したりこうしていこうとかああしていこうとかいろんな意見が出てそれをいろいろ試してくれた年でもあったので、この練習を続けていこうとかこの練習はもうしなくてもいいとかいろいろ分かった。人数も減った分場所も大きく使ってもっといい練習とか、あと大きな大会で上に行ったときとかの雰囲気も覚えたのでまた行けるように頑張りたいです。」
原「僕が入ったのは一回と二回の間で、その時点で12月の大きい大会で優勝しようと決めていたんですけど結果ベスト8で止まってしまった。けどそのベスト8になれたのも卒業しちゃった4回生の人が強くて鍛えてもらったっていうのがあるので、この年でその4回生みたいに強くなって後輩を育てられるような選手になりたいと思います。」
――チームとしての目標
原「10月の選抜優勝で。」
中田「まじで(笑)やっぱりなんかどんなチームとあたっても負けるなって思われるようなチームじゃなくて勝てるって思われるチームになりたいと思う。今年の目標はな…(笑)。」
原「(笑)。」
中田「他大学のチーム全部倒すってことで。」
――注目してほしい選手は
中田「石本君ですね。彼は今年の4月にはいってきたんですけど、昔柔道やってたりして体格もまあまあ大きくてまだ始めたばっかりなんですけど大会で優勝したりとかもしててすごい強いのでまだ白帯なんですけど、団体にも出て活躍してくれると思うので注目してほしいですね。後は佐竹選手ですね。高校からやってたりして去年おった強い四回生とかも倒してたりしてたし実力がトップレベルで他大学の選手も一目置いてるので注目してほしいですね。」
原「僕はもちろん僕ですね。」
中田「(笑)。」
原「今中田さんが言って張った二人って僕の同期なんですけど、その石本っていうのが僕が去年ベスト8だった12月の大会で準優勝してて、佐竹はもう強くて。その二人と今年追いつき追い越ししてみんなに注目してもらいたいです。」
昨年の全国大学選抜選手権大会では男子団体4位、女子団体では3位の成績を収めた。チームの主力が卒業し、大きな力を失った。しかし主将・中田を中心に空いてしまった穴を埋めるだけでなく、部員同士が互いに高めあい、「勝てるチーム」になるための変化の年を迎えようとしている。新チームの目指す10月の選抜優勝を成し遂げるための準備は万端だ。(聞き手 三好暉、平野紗有里)
〇プロフィール

中田健太郎(スポーツ健康学部4回生/土佐塾高校出身/弐段)
身長170㌢体重67㌔
主将を務める。持ち前の真面目さでチームを引っ張る。

原仁志(経済学部3回生/清風南海高校出身/初段)
身長180㌢体重80㌔
チームのムードメーカー。昨年、初段に昇格し、新チームの大きな力になることが期待される。