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ヒューマンヒストリー : ソフトボール部
ヒューマンヒストリー福原崇史「築いた財産」

福原崇史(スポ4)。彼は同志社大学のソフトボール部主将を務めていた男だ。試合時には、状況を見た的確な指示でチームを勝利へ導く。また部員を思いやり、チーム全員から慕われる絶対的な主将であった。そんな彼は小中学時代、野球部に所属し、優れた運動神経でチームの主力として活躍していた。中学時代、主将を務め、チームを指揮する役割を担う。しかし周囲より優れているがゆえに身勝手な言動が目立った。主将として仲間のことを考え、チームをまとめることができない。いつしか彼の周りには誰もいなくなった。彼の心には常に孤独そして、憤りがつきまとっていた。葛藤を抱えながら迎えた中学最後の大会も、地区予選敗退と厳しい結果で終える。そして引退の時、監督に言われた言葉があった。「もっと人望があれば」。この言葉が彼の胸に重くのしかかった。「人望」とは何か?悶々とした思いを胸に高校へ進学、ソフトボール部に入部した。これが後に彼の転機となる。


 福原が入学した南陽高校のソフトボール部は全国を目指す強豪校であった。学校からの応援も厚く、部員から溢れ出る人間性に惹かれ、福原は入部を決意した。ここで出会った主将こそ今につながる、あるべきキャプテンの姿を身をもって体感させた人物である。チームをまとめ上げ、信頼の厚い主将の姿に感銘を受けた。部員に厳しい練習を課し、時には容赦ない言葉も浴びせる。しかし、人一倍努力を惜しまず、泥臭くボールを追いかける。福原は「これだ」と思った。自分が中学時代にしていたことは、独りよがりにすぎなかったと気づいた。主将の懸命な背中を見て部員は付いてくるのだ。目標とするキャプテン像と出会い、尊敬する先輩とともに過ごした高校での部活動は福原を大きく成長させた。


 大学は、同志社へ進学、大学でもソフトボール部に入部した。そして3年の夏、主将に任命される。しかし、新体制となり、間も無く迎えた秋リーグで試練は訪れた。まさかの2部降格。初戦こそ勝利したものの、後の試合を全敗した。「正直かなり辛かった」。2部降格は7年ぶり。主将としての責任感に押し潰されそうになる日々が続いた。


 そんな時、福原の支えになったものがあった。それは“仲間”の存在である。「みんなが練習している姿を見ると吹っ切れた」。グラウンドにはいつも真剣に練習に取り組む部員たちの姿があった。「前を向くしかない」。気持ちは決まっていた。信頼できる仲間とともに1部昇格、そしてインカレ出場の切符を勝ち取るために、日々練習に明け暮れた。そして努力は身を結ぶ。迎えた春リーグでは1部昇格、そして念願のインカレ出場を果たした。


仲間と笑い合う福原。


引退時、福原に聞いた言葉がある。「あなたにとってソフトボールとは何か」。福原は深く考え込んだ後、こう答えた。「新しい自分を見つけられたもの」。彼はソフトボールと出会い、大きな学びを得て新しい自分を見つけた。


 苦悩の日々も、喜びもともに味わった仲間に囲まれ、彼は目標としていた全国の舞台で、ソフトボール、そして主将人生に終止符を打った。彼が今までに味わった幾度の挫折。それを乗り越え、迎えた歓喜の時。仲間と過ごしたかけがのない時間。全てが、彼の一生の財産である。(赤地貴音)


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