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ヒューマンヒストリー : フィギュアスケート部
ヒューマンヒストリー 笹原景一朗「銀盤に描く思い」

始まりもあれば終わりもある。それは仕方がないことだ。それでも、終わりなんて来なければいいのに、と思う。魅力的なスケーターがまた1人、リンクを去ろうとしている。


ラストシーズンを彩るプログラムは、SP、FSともに昨シーズンから一新した。笹原本人が曲を決め、細部までこだわりぬいた特別なプログラムだ。振り付けは以前から親交のある吉野晃平氏(関大卒)に頼んだ。「こういう動きをしたい」「この音でこの振りをしたい」。互いにアイデアを出し合いながら打ち合わせを重ね、2人でプログラムを作り上げてきた。



全日本選手権の公式練習での(左から)笹原景一朗(商4)、吉野氏、長沢コーチ



SPはcold playの「O(fly on)」、FSはGabrielle Aplinの「Salvation」を選んだ。曲は、昨季が終わる前から決めていたという。2つのプログラムは対を成していて、表現するものは対照的だ。イメージはさわやかな青と情熱的な赤。衣装もその色味を映している。


SPの使用曲「O(fly on)」の中に、a flock of birdsというフレーズが何度も出てくる。直訳すれば鳥の群れという意味だが、これはこれまで出会ってきた人々を暗に示している。笹原もこのフレーズに思いを重ねる。今まで出会った人々に、感謝の気持ちを伝えられるように――。FSの「Salvation」は片思いがテーマだ。SPとは打って変わって、激しく情熱的な演技をみせる。2曲は正反対でありながら、しっとりとした曲調は共通している。SPとFS、全く違うプログラムだが、2つは確かに繋がっていると誰もが感じるだろう。



ショートプログラム(SP)の演技をする笹原



プログラムは選手の演技があってこそ光るものだ。西日本選手権、全日本選手権と素晴らしい演技を重ねている笹原。高得点となる完成度の高い演技だったことはもちろんだが、楽しそうに演技する彼の姿が、何よりも心に迫ってきた。「表現する」ことがフィギュアスケートの魅力の1つと語る。今季はその言葉通り、プログラムや演技を通じて感謝の思いや自身のスケートを表現してきた。そんな彼のスケートに多くの人がひきつけられたのは間違いない。気づけば1月、シーズンもあともう少しのところまでやってきた。彼の姿をしっかりと目に焼き付けよう。終わりは、まだ来ない。(文責:名倉幸 写真:安本夏望)



全日本演技後、リンクを軽くたたいた



☆全日本選手権 インタビュー抜粋


SP後


――今日の演技を振り返って

何が何でもミスをしてはいけないショートだったので、正直演技を楽しむ余裕はそんなになかった。でも一応ジャンプは全部降りられたので、そこからは気持ちよく滑ろうと心掛けた。


――点数について

やっぱり目標にしていた60点が出せたのは良かったが、細かい部分で点が引かれているので。あとショートを演技するのはインカレ、国体がありますし、それまでに60点以上出せるように頑張る。


――ラストシーズンでの全日本

去年出れていなかったので、何としても最後の年にもう一回この舞台で滑りたいと思って。とりあえず「滑る」ために西日本通過を目指していたが、通過すると次は「ショートで終わるわけにはいかない」って。「絶対にフリーを滑ってやろう」という気持ちでやっていた。


――新衣装について

前の衣装が少しイメージと違うかなと思っていてチームメイトに相談すると、デザインから作るところまで手伝ってくれて。ちょうど1週間前にできた。


 


FS後


――演技後、氷をたたく仕草があったが

もうこの全日本の舞台には一生帰ってこないので、別れを告げた。


――どんな気持ちで臨んだのか

緊張はしていたが、始まる前にある人から「この20年間で楽しかったこと、つらかったこと全部ひっくるめてこの4分間につめこんで楽しんできて」と言われたので、とにかく自分の時間を楽しんでいた。


――長沢コーチや吉野氏とは

始まる前に吉野先生には「すべてを出し尽くしてこい」と言われた。演技後は特に何かというのはなかったが、みんなほっとした感じで「やっと終わったね」という感じだった。


――大声援を受けて

僕は決して高いレベルの選手ではないと思うし、海外の試合に行くような強化選手でないにも関わらず、こうやって多くの人に応援してもらえるということは本当に感謝すべきことだなと思っている。


――演技中の思いは

生まれて物心つく頃からスケートを始めて、スケートのない今後の人生を想像するのは難しいぐらい僕にはスケートしかなかった。1番大きい試合が終わってしまうのかと思うと名残惜しかった。


――フィギュアスケート競技の魅力は

ほかのスポーツでは「表現する」というのは多くないと思う。自分のすべてを表現してみんなに見てもらえる、とても美しいスポーツだと思う。


――この舞台で伝えたかった思いは

僕がここまでこれたのは支えてくださった皆様のおかげだと思っている。少しは感謝の気持ちを伝えられたかな。


――長沢コーチに対して

小さいころからずっと習っていて、ラスト1年で急きょ戻らせてもらうことになった。僕のわがままをいっぱい聞いてもらったので、何が何でも長沢先生を全日本の舞台に連れてきたかった。

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