勝負の春季リーグ
4月6日に開幕した関西学生ハンドボール春季リーグ戦。今年は去年のインカレで大阪体育大が優勝したことにより、上位5チームまでが春季リーグでインカレ出場権を得ることが出来る。攻撃と守備、それぞれの要となる選手がインカレ出場を果たすカギとなってくる。
攻撃の要となるのは、同志社のエース木村(商3)だ。長身から繰り出される力強いシュートは、キーパーの手を弾いてゴールネットを揺らす。ノーモーションから放つため、守備も容易に反応することは出来ない。唯一無二のスタイルで、得点を量産していく。

攻撃陣を引っ張る木村
また守備においては、キーパー石濱(文情2)がチームの要としてプレーする。どんなシュートでも食らいついていき、ゴールを守る。ボールに対する反応速度は関西でも随一と言える。シュートを止めた際には全身で喜びをあらわにし、選手たちの士気を上げる。ムードメーカーとしてもチームに貢献している。

好セーブを連発する石濱
「徐々にチームを完成させていって、一つの形を作り上げたい」(康本・文情4)。現時点では1勝1敗。それぞれの課題は明確となっている。敗北を経験して、同志社はまた強くなる。下を向いてる暇はない。攻撃的守備を武器に、インカレの舞台まで登りつめる。(佐々木太一)