日本一へ
熱い男たちの戦いがはじまろうとしている。昨年行われた全日本学生拳法選手権大会で男子団体4位と女子団体8位の結果を残した日本拳法部。昨年以上の結果を残すべく練習に励んでいる。

昨年の全日本学生拳法選手権大会
新チームを率いるのは平(文情4)だ。平は主将として、チームを日本一にするため日々思考を巡らせる。ただ勝つのではなく本当に強いチームにするため、基礎からの見直しをはかっている。また、「個々が強くなっていくためには、それぞれに合った練習をしないといけない」と語り、練習をこなすだけでなく意図までを考えるよう促す。個々がそれぞれの強さを生かせるよう練習に励んでいる。平自身は怪我で試合に出る機会が少なかったが、「早く強いところをみせたい」と気合は十分だ。大暴れ間違いなしの平に期待大だ。

試合前に円陣を組む選手たち
忘れてはならないのはこの男、佐竹(経4)だ。佐竹のプレーは一見むしゃらだが、その裏には策略が秘められている。体型が小柄な分、対戦相手を分析し、勝つための戦略を練っている。圧倒的な強さでチームを鼓舞するエース佐竹の存在は欠かせない。その他にも同志社には留学から帰ってきた三輪(商4)や原(経4)石本(経4)がいる。昨年から活躍し、チームを支えてきた4年生たちのラストイヤーから目が離せない。

一本をきめた佐竹
若い力にも注目だ。大学1年生から日本拳法を始めた安藤(法2)。2年目の今年は黒帯を締めて挑む。主将平からは、「団体メンバーの一員として頑張ってほしい」と期待を寄せている。自身も「とにかく勝ちたい」と勝利に対する強い意欲を見せている。絶賛成長中の安藤がその名をとどろかすこと間違いなしだ。
4月28日(日)には西日本学生拳法選手権大会を控える。日本一へと日々邁進する日本拳法部。主将・平を筆頭に新しい同志社の強さを見せつける。(平野紗有里)