春季リーグを6位で終え、念願のインカレ出場権を獲得した陸上ホッケー部女子。彼女たちの躍進の裏には2人の新顔の存在があった。

春リーグ終幕後の集合写真(橋本は後列右から2番目、今井は3番目)
橋本は高校の先輩である幸所(同女2)の勧めで同志社でホッケーを続ける道を選んだ。辰巳(商2)は中学時代の先輩であり早くからチームに馴染んだ。連携のとれた守備で勝利に貢献、インカレをかけた関大戦では攻め込まれた際には冷静にゴール前で抑え込み、相手を封じた。橋本の持ち味は芯の強さ。「できることやわかったことと同じくらいできないこともあった」と春リーグを振り返る。強い思いをプレーに活かし、粘り強く勝利に貢献していってほしい。

パスを出す橋本(同女1)
今井も高校の先輩で昨年の主将である白木(経卒)の影響を受け、同志社の門を叩いた。「安心感があるチーム」。厳しい環境で高校時代を過ごした彼女は同志社の自由な雰囲気でのびのびとプレーできている。春リーグでは初戦からスタメンとして出場し、スタミナのあるパワフルなプレーを見せた。「声をかけたり周りを見ながらプレーできるように」。経験を活かし、早くもチームの司令塔としての役割が期待できる選手だ。

相手からボールを奪う今井(商1)
今年は2人を含む5人が新しく入部し、チームはさらに活気づいている。秋リーグ、そしてインカレに向けてチームはさらなる進化が必要だ。フレッシャーの成長が勝負の鍵を握っている。(久保友紀恵)
○プロフィール
橋本奈央子(はしもと・なおこ)
奈良県・香芝高校出身。ポジションはMF。同志社女子大学1年。
今井奈菜
愛媛県・松山中央高校出身。ポジションはMF。商学部1年。