春季リーグ戦、劇的サヨナラで全国への切符を手にした軟式野球部。今一番、乗りに乗っている彼らの元へ新たな力が加わった。その中から坂東里矩、星野隼人の2人を紹介する。

左から坂東、星野
1人目は坂東里矩。北海道出身で帯広柏葉高校では硬式野球部に所属していた。高校に引き続き、大学でも投手の道を選択。変化球を得意とする右腕だ。硬式ボールとの違いに苦戦しながらも日々練習に励んでいる。目標を尋ねると「エースになって自分たちの代でも全国にいくこと」と堂々と意気込んだ。主将・平井(商3)は「肝が座っている。先輩にも怖じけずにくるところが頼もしい」と坂東の印象を語った。取材時からも伺えた1年生には見えない、どんと構えた様子から大物の兆しが垣間見えた。
2人目は星野隼人。東京都の國學院久我山高校から来たシティーボーイだ。小学1年生から野球を始め小学6年生の時にチームにキャッチャーがいないという理由で内野手からキャッチャーへ転向した。大学で野球を続ける気はなかった星野だが、体験に行きチームの雰囲気に惹かれ軟式野球部への入部を決めた。尊敬する先輩に天内(法3)をあげ、「成果を出しても自惚れないところがかっこいい」と憧れを抱く。自身の強みとして、キャッチングをあげた。坂東も「こいつは本当にうまい、投げやすい」と自他共に認める強みだ。最後に「レギュラーになれるように頑張ります」と力強く意気込んだ。
この2人を含め、計14人の新入生を迎えた軟式野球部。8月に行われる全国大会で新たな力の飛躍に期待がかかる。(竹山麗奈)
〇プロフィール

坂東里矩(ばんどうりく)
北海道・帯広柏葉高校出身。167センチ。65キロ。ポジションはピッチャー。

星野隼人(ほしのはやと)
東京都・國學院久我山高校。168センチ。68キロ。ポジションはキャッチャー。