昨年、関西リーグ4位でインカレ出場を決め、関西の上位に食い込んだ男子バスケ部。しかし、今季は関西インカレベスト16、西日本インカレ初戦敗退と苦しい戦いが続いている。この状況で奮闘しているルーキーがいる。丸山遼(商1)と藤田倭成(法1)の2人だ。
丸山はインターハイ優勝校・開志国際高校から来た期待の新星。デビューとなった四私大定期戦、立命館大戦では191㌢の高身長と長い手を生かしたインサイドプレー、さらにミドルレンジのシュートでチームに貢献。12得点を挙げる衝撃デビューを飾った。その後も、ベンチからコンスタントに出場し、インサイドの面でチームに貢献している。また「高校と大学のフィジカルで全然違った」。と課題も見つかった。彼が関西を代表とする選手へ成長する時、チームは更なる真価を遂げる。

相手のドライブを止める丸山
藤田は大阪の強豪・大阪桐蔭高校出身で、ルーズボールを最後まで粘り強くとるなどのガッツ溢れるプレーでチームを盛り立てるPGだ。西日本インカレ初戦の対九州国際大戦、初めてスタメンで起用される。点差が23点離れた第4Qの中盤、リバウンドや果敢に攻めるドライブなど闘志あるプレーを披露。チームを盛り立て、勢いをもたらし14点差まで縮める原動力となった。持ち前の闘志を失わないプレーは同志社に勝利をもたらす。

果敢にドライブを仕掛ける藤田
次はインカレのかかった秋のリーグ戦。負けが続いている状況だが、ルーキーの台頭という明るい話題もあった。新たな戦力を加えたチームの完成度が増せば、リーグ戦で白星を挙げることができるだろう。彼らの活躍に期待がかかる。(宇佐美義人)
○プロフィール○
丸山遼(まるやま・りょう)
開志国際高校出身。191㌢。商学部1年。
藤田倭成(ふじた・かずせい)
大阪桐蔭高校出身。170㌢。法学部1年。