春季リーグでは7位と、思うような成績とならなかった卓球部男子。目標とする関西制覇へ向け、厳しい状況だが新たな戦力となるルーキーも台頭した。期待の新人の名は近藤(文情1)。持ち味のサーブを武器に勝利を重ねる。

サーブを放つ
新人戦でベスト16入りを決めると、春季リーグ第2戦の関学大戦でリーグ戦初出場を果たす。デビュー戦の相手となったのは新人戦で敗れた中村。拮抗した展開にも堂々としたプレーを披露した。3ゲームを連続で奪い、ストレート勝利。「勝利することができてよかった」と笑顔を見せた。初のリーグ戦を白星で飾った。

ガッツポーズを見せる
兄の影響で卓球を始めた。練習を重ね、長野県の強豪・松商学園高に進学。実力者揃いの高校でも仲間たちと切磋琢磨した。最終学年では主将も務め、悲願の県大会10連覇を達成。「OBや親御さんたちなど、たくさんの人の応援と期待に応えられて、大きな達成感を感じた」と快挙の瞬間を語った。
同志社に入学した理由は「文武両道に頑張れるところに魅力を感じたから」。卓球という「武」のみならず、様々な分野を学ぶことができる文化情報学部で勉学に励み、「文」にも努力を怠らない。

デビュー以降も活躍を見せた(撮影・内藤界)
華々しいデビューを飾り、以降のリーグ戦では何度も起用され、大きな活躍を見せた。6月の関西学生選手権ではランク入りを逃したが、8月に行われるインカレ予選(個人の部)の通過、本選出場を目指す。大型左腕ルーキーの躍進から、目が離せない。【上野孝輔】

〇プロフィール
近藤怜央(こんどう・れお)。長野県・松商学園高校出身。普段は右利きだが、卓球のプレー時は左利き。170㌢・60㌔。文化情報学部1年。