6月23日、第73回関西ボクシングリーグが閉幕。同志社は5試合3勝2敗の第4位で終えた。
そんな中、リーグ戦4試合に出場し、全勝を収め階級賞を受賞した脅威のルーキーがいる。彼の名は平野拓真(スポ1)。

得意の左ストレートを構える平野
中学の頃はキックボクシングをしていたが、テレビで放送していたボクシングを見て心動かされ高校ではボクシング部への入部を決意した。「毎日ボクシング生活。6〜7時間練習していた」(平野)。徐々に頭角を現した平野はその練習量の多さからめきめき実力を伸ばし、高3時にはインターハイで準優勝。選抜大会では全国優勝を果たすなど輝かしい成績を収めて同志社の門を叩いた。
気持ちを全面に押し出し、数々の猛者達を仕留めてきた左ストレートは同志社を悲願の関西制覇へ導いてくれるはずだ。
また、元プロボクサーの父を持つ森島(心理1)にも注目したい。
今季は3戦1勝2敗と負け越してしまったものの最終戦となった関大戦では1分15秒で見事なRSCで勝利を決めた。「森島を出せば勝てると思われるように来季は全勝を目指したい。」(森島)と来季にかける思いは強い。

相手の攻撃をいなす森島
近年、リーグ優勝から遠ざかっている同志社。4年生2人の想いが乗ったバトンは受け継がれた。ルーキー達の更なる飛躍に期待がかかる。(久保孝太)
○プロフィール

平野拓真(ひらの・たくま)。2000年9月7日生まれ。大阪府・浪速高校出身。165㌢・49㌔。スポーツ健康科学部1年。好きなプロボクサーはナジーム・ハメド。

森島大輝(もりしま・たいき)。2001年2月12日生まれ。大阪府・興国高校出身。176㌢・59㌔。心理学部1年。好きなプロボクサーはワシル・ロマチェンコ。