強豪選手がひしめく中、同志社のルーキーは接戦を繰り広げる。今年も同志社に、自転車を愛する期待の新人が加入した。名前は水上隆助。
全日本選手権で接戦を繰り広げる水上
彼が同志社に入部したきっかけは「将来海外で英語を使った仕事に就くという目標があったので、英語を中心に諸分野を学べる印象があった同志社に決めました。
高校から競技をしていたので、大学でも全国レベルを目指したいと考え、体育会の自転車競技部に入部しました。」と語った。その国際的な思考は自転車が影響しているのだろうか。競技を始めた数あるきっかけの中には、自転車競技の最高峰・ツールドフランスをみて競技に興味を持ったという。彼は小学生の頃から自転車で遠出するのが好きだったと小さい頃から自転車が大好きだった。取材で訪れるたびに彼は他選手の走る姿や他種目の試合を熱中してみていた。その顔から彼の自転車に対する情熱を感じることができた。
入部から3ヶ月たった今は、大学生活には完全に慣れて、以前より濃い内容の練習が出来ていると語った。しかし当初は高校とは違う点に戸惑ったという。
「高校との違いは、とにかく大学は自由です。練習メニューも自分で組み、どこに行くかも自分で決められます。その分、練習を休むのも自分次第なので、強くなるかどうかは100%自分にかかっていると思います。」大学では自由だからこそ個人の努力が問われることを自覚しているようだった。
西日本選手権では十分な結果を出すことができなかった。
インカレに向けて「本番と同じギアでもがく練習の量をひたすら重ねたいと考えています。また、インカレにロードでも出場できるように直近のレースでクラス昇格を目指します!」と語った。選手権では思ったようなレースができず手応えを感じていなかった。インカレまで期日がある。彼は本番で自分の最大限を引き出せるような練習を今後さらに積み重ねていくだろう。インカレでの彼の活躍に期待したい。【柳ヶ瀬 達彦】
プロフィール
水上隆助 (みなかみ・たかすけ)
商学部・商学科フレックス複合コース
熊本県・熊本市立千原台高等学校出身