全日本の舞台へ
夏学で3年ぶりの団体優勝を果たし、勢いに乗る同志社馬術部。約1か月後に三木ホースランド(兵庫県)にて全日本選手権が開かれようとしている。
障害馬術競技には関西王者として挑む同志社。田中蒼(商3)は「満点で帰って来れるようにしたい」と十分な意気込みを見せた。昨年の全日学で入賞を逃した高橋(スポ2)も「出来ることをやっていきたい」とリベンジに燃える。個人優勝を果たした武道(スポ1)にとっては入学後初の全日学だ。「この調子のまま、全日本でもいい成績を残したい」。無類の勝負強さを発揮し、上位を目指す。

再起を図る田中蒼・BIZザミーラ

リベンジに燃える高橋・スフィーダ

全日学での活躍が期待される武道・シロッコプラダ
総合馬術競技には中村(商4)、田中蒼が出場する。総合馬術にはクロスカントリーという自然の中を駆けまわる種目がある。そのため、夏学で一度三木の自然を経験している関西勢に分がある今大会。上位に食い込むには馬場、障害の2種目でどれだけ減点を少なく出来るかが勝負の鍵となりそうだ。

4位入賞を果たした中村・エキゾーストノート

さらなる飛躍を目指す田中蒼・ジャック・スパロウ
障害馬術、総合馬術ともに毎年苦戦を強いられることになる全日本大会。だが今年の同志社は一味違う。5連覇を逃した春学からたった2か月で関西王者に返り咲いた。怒涛の数カ月を経験した彼らに怖いものはない。「練習時の力を出し切りたい」(中村)。全国の頂に向かって人馬一体となって駆け上がる。(中川海太)