全国の強敵に挑む
インカレ個人戦が明日、24日(24日は開会式のみ。試合は25日から行われる)に開幕する。今秋リーグ戦では春の7位から躍進し4位となった同志社。強豪がそろう場で、少しでも多く勝ちをつかみたい。

関西ランカーとなった石脇(右)と永田(左)
シングルスに出場するのは、6月に行われた関西学生選手権でベスト16入りを果たした石脇(商2)と永田(経2)だ。石脇は1年生時に挑んだ昨年の同大会でベスト4入り。高いポテンシャルを持つ。リーグ戦では不調が続いていたが、夏の練習で進化を遂げ、今秋の通算成績は5勝1敗でチームトップの勝率をたたき出した。この勢いのまま、個人でも結果を残したい。

バックハンドで打ち返す石脇
今年、初めて関西ランカーとなった永田は、持ち前のセンスを武器に戦う。リーグ戦では他校のエースたちと渡り合い、多くの経験を積んできた。関西学生選手権でベスト16入りを懸けた大一番では、2年生時から関西ランクに入る廣田(関学大)をフルゲームの末、破った。ここぞという場面での強さは、同志社の中でもピカイチだ。

返球する永田
ダブルスでは8月に行われたインカレ予選を通過した亀田(商2)・近藤(文情1)ペアが出場。リーグ戦での出場は無かったものの、強力なサーブを誇る亀田と春から頭角を現し、同志社の主力となったルーキー近藤の、それぞれの強みを生かしたプレーは強力だ。

ガッツポーズする亀田

サーブを繰り出す近藤
関東の強豪校やインカレ団体戦の王者・愛工大などの選手が、個人戦でも猛威を振るうと予想される。同志社から出場する2人と1ペアも、初戦から強敵とぶつかることになっている。東高西低の状況を打開するため、来季に向けた自信とするため、それぞれがそれぞれの思いを抱いて挑む。全国の舞台で名を刻め。【上野孝輔】