フィギュアスケート部主将セレクション 2020年を語る
吉川美紅×畠彩乃×籠谷歩未
「互いに高め合える関係」

左から畠、籠谷、吉川
――2人を対談相手に選んだ理由について教えてください
吉川「去年も主将セレクションで主将と主務で対談だったので。主務の畠は、ニコイチかな?ってことで(笑い)」
畠「良いねーー!」
吉川「あと、歩未ちゃんはエースかなっていう」
一同(笑い)
――役職の決め方は?
吉川「主将は、私か辻村くん (経3)でどっちがする?ってなったんですけど…まあ、『私がするわ〜』って言って決めました。後、主務は…」
畠「主務に関しては、私がマネージャーやっていたので。流れ的に主務をやろうかなということでなりました」
――それぞれの初対面の印象と現在の印象
吉川「まず、主務の綾乃は最初なんやろ。第一印象はめっちゃ、せっかちやなと思いました(笑い)。まあ、今もそれは変わらんけど。でも何と言うか、何でも先々進んで、気が付くのも早いしやるのも早い。私が気がついても動くのが遅いので、うわすごいなって毎日、会う度に思います。歩未ちゃんは、最初の印象はただただ上手い。」
籠谷(笑い)
吉川「上手い子から入って、最近仲良くなってんな?仲良くなったらめっちゃ面白い子。な!(笑い)」
籠谷「ありがとう(笑い)」
吉川「どうも(笑い)」
畠「美紅は、パッと最初見た時むっちゃこの人綺麗やなあ、と最初思った。スケートを見てもすごい綺麗で、好きな滑りをしてくれているから、私は見るのが好きです」
吉川「照れるわ(笑い)」
畠「あゆちゃんに関しては、会ったのが結構遅くて。そんなに最初は喋らんかったから、スケートしか見てなくて、スケートすごい迫力のあるジャンプを飛ぶんですよ。それやのに、仲良くなると、甘えんぼちゃんと言うか、結構そう言うところがあって。そのギャップに…ギャップ萌えというのを感じました(笑い)」
籠谷「美紅ちゃんは、大学入ってから認識があって。最初はそんなに喋らなくて、演技見た時にむっちゃ踊り好きやな、スケーティングめっちゃ上手いなあと思った。なんかもっとクールな感じで、『私こうだから』と言う感じの人やと思ってた(笑い)」
吉川(笑い)
籠谷「でも仲良くなって話してみたら、すごい話し合うし、楽しい」
吉川「食のこととか(笑い)」
籠谷「食べ物の話よくします(笑い)。彩乃さんは最初あんまり喋ってなくて、しっかりしてる印象やった。仲良くなって、いろいろお話しできて、めっちゃお姉さんみたいな感じ」
畠「照れるなあ(笑い)」

笑顔で話す3人
――どう言う話をされるんですか?
籠谷「美味しいものとか」
吉川「食べる時無言になるねんな(笑い)」
籠谷「食べる時は真剣に(笑い)」
――それぞれの人柄が出ているエピソードなどがあれば教えてください
畠「あゆちゃんはな、食べ物に夢中。今週、合宿があってみんなでご飯食べるんですけど、一人だけ無言で平らげるって言う(笑い)。よっぽど食べるのが好きなんやなって思いました」
吉川・籠谷(笑い)
――合宿ではどんなことをされたのですか?
吉川「前主将の中村咲希(文4)さんが基礎のスケーティングと、後友野(スポ4)くんが途中から参加してくれて、咲希さんの代わりに基礎のスケーティングやったり、友野くんが普段やってる結構ガチのハードな陸上トレーニングをやりました」
――陸上トレーニングはどんなことをされましたか?
吉川「大体二つに分かれていて、室内と屋外で。室内の方が腹筋や体幹というので、外の方はランニングとか動く系、ジャンプとかをするトレーニングをしていました。しっかりそれを一時間とかしていました」
――ハードな合宿ですが、観光とかはされましたか
吉川「できませんでした…」
畠「一応近くに『魚町』という魚の丼とか食べられるところがあったんですけど、私たちが行こうと思っていた日に閉館日で…全然観光というものはしていないです」
吉川「でも昼ご飯食べて帰ったやろ?」
畠「違う先帰った」
籠谷「『演技会』の前に帰った」
――同志社特有の練習メニューとかはあったりしますか
吉川「あれちゃう?ペアで追いかけ回したり」
畠・籠谷「あー」
籠谷「あれはきつい」
畠「リレーとかもしてないんちゃう?」
吉川「合宿の3日目ぐらいやんな?同じくらいの上手い人とペアになって、リンクの半分半分からスタートして、どっちかが追いつくまで終わらないというのがあって、一応上限5分というのはあるんですけど、終わらない人は永遠に終わらないんで(笑い)。あれとリレーやんな」
畠・籠谷「うん」
吉川「エッジケースをバトンにして、同じくらいに(カテゴリーを)合わせてリレーをしました」

2月に行われたフリー大会で演技を披露する吉川
――普段の練習の雰囲気はどうですか?
吉川「1回生から見てどう?」
籠谷「あんまり先輩後輩みたいなのがなくて、みんな仲良いけどお互いにいろいろアドバイスとかし合っていて、そういうのが見てて良いなあ、と思います」
吉川「マネさんから見てどう」
畠「マネージャーは見ているだけなので、どんどん上手くなっていくのが見えますね」
吉川「他の大学に比べたら、自由かなって。前半はスケーティングとか何やるって決められているんですけど、大体後半は好きな練習できるので、それくらいの(自由度)が良いかなと思います」
――今後こういう風にしたいチーム像とかはありますか
畠「仲良くする?とか(笑い)」
吉川「ワンチームで?」
一同(笑い)
吉川「流行り乗るなあ(笑い)。同志社結構、基本自由なんで、そのスタンスは変えずに…でも、自由やけどまとまってるみたいになれたらなと思います。」
――フィギュアスケート部は他大学との交流も多いが、他大学から刺激を受けたことなど
吉川「ありますか?」
籠谷「大学の中でも選手権の違うチームの人が集まっていて、大学の合宿とかで、それぞれのチーム特有のスケーティングをやるというのが、普段の練習と違うかったりするので刺激になります」
吉川「確かに。一希くん(友野)のとかな」
――普段から、部で遊びに行ったりはしますか
畠「二回生は『○○いくねんけど、いく人〜』みたいな感じでちょこちょこ遊ぶ時はあるな。1回生遊んでる?」
籠谷「一回生はそんなに遊んでないけど、みんなで集まった時の帰りとかにちょっと遊びに行ったりとかは何回かしてる」

フリーの演技で笑顔を見せる籠谷
――来シーズンの目標
吉川「じゃあ、マネさんから」
畠「同志社としての目標は、みんな仲良くかつ上手くなれるような部活に慣れるよう頑張っていくことで、より多くのメダルをみんなが手にして欲しいな。個人の目標としては、引き続きみんなの事をサポートしながら、応援では誰にも負けないように頑張りたいと思います!」
籠谷「仲良くというのももちろん、同じカテゴリーの人達が切磋琢磨して競い合うみたいな、バチバチにライバルという感じではないけど、仲良くしつつもライバルみたいな関係になれたらいいなと思います。個人としては全日本出場を目標にしています。」
吉川「頑張れ!私は、同志社としては、大学で一番大きい試合がインカレなので、インカレ出場できる人、特に3級のカテゴリーの子を今の1、2、3回生で増やしていきたい。個人としては、私自身もインカレに出れたらいいなと思います」
対談中は終始、和やかなムードに包まれた。選手、マネージャー、学年に関わらず、互いを称賛し、和気藹々と語り合う姿が印象的だった。尊敬できる仲間達と共に練習に励み、技術を向上させていく。(聞き手・由良恭子、撮影・井代奈那子)
○プロフィール
吉川美紅(商学部3年/京都府・京都外大西高校出身/155㌢)
趣味はグルメ・衣装作り
籠谷歩未(商学部2年/兵庫県・神戸野田高校出身/151㌢)
趣味は家のハムスターと遊ぶこと
畠彩乃(生命医科学部3年/京都府・同志社国際高等学校出身/160㌢)
趣味はポケモン・犬と遊ぶこと