リモート取材特集:レスリング部
寶諸将人×明原有飛×佐長拓未
「それぞれが今できることを」

自宅でトレーニングを行う佐長(スポ2)【写真本人提供】
レスリング部は、コロナウイルスの影響により、4月2日からの約3か月間、活動を休止している。そこで、現在の部の状況を知るため、今回は、レスリング部の主将の寶諸(商4)、明原(法3)、佐長(スポ2)に対談形式でのリモート取材を行った。
以下はその様子を記したものである。
――はじめに自粛期間中のトレーニングを教えてください。
明原:最近、ゴルフを始めた。トレーニングの一環として、体幹を鍛えている。ラウンドも回っている。レスリングの方針を生かしたまま、他のスポーツにも触れてみようと思って。
佐長:基本的に三キロくらい走ってから公園で懸垂を50回くらいするか、腹筋、腕立て、スクワット100回はやるようにしています。この前は、20キロ走って、途中の300mの山に登りました。
――部員同士で連絡は取り合ったりしていますか?
寶諸:市橋(法4)と島中(社3)とはラインをしている。
明原:増野さん(文4)とたまにゲームで通信をしている。4日ぐらい前もしました。朝五時ぐらいまで。
――中止になった試合を教えてください。
寶諸:4月のJOC(ジュニアオリンピックカップ)、5月のリーグ戦、7月の新人戦がなくなった。佐長、5月の個人の明治杯予選もなくなったよな?
佐長:はい。なくなりました。
――コロナ後の試合に向けてどのような気持ちでいますか?
寶諸:そのまま引退になるかもしれない。
――もしできたら、どのような気持ちで臨みますか?
佐長:ケガをしないとか。それくらいレベルの低い話になる。みんな緊張しまくってガチガチになっていると思います。試合が久しぶりすぎて。
――自粛期間中にハマったものとかはありますか?
明原:ゴルフかな。
寶諸:乃木坂46。暇すぎて乃木オタに目覚めた。いっちー(市橋)とたまに乃木坂の話をしている。
佐長:ずっとプラモデルを作っています。ずっとちまちまとガンプラをやっています。ちゃんとやろうと思っています。
明原:あとはゲーム(笑)
寶諸:それは、前からやん(笑)
佐長:僕はガンダムシリーズを三作くらい見返しました。ガンプラを作りながら。
――佐長くん、ガンプラはどんな感じでやっていますか?
佐長:まだ1個も完成していないです。でっぱりとかを削っている時間が長くて、塗料がまだ届いていないんですよね。ゆっくり作る感じで。ガンダムを見ながらなので、手の動いている時間が少ないのかも。
――試合前に聞くと気合が入る曲とかはありますか?
寶諸:試合前の音楽は緊張するから聞いていない。いっちー(市橋)はずっと乃木坂聞いているな。乃木坂のライブ映像を見ている。気持ちを高めている。
――この期間にチーム全体で心掛けていることとかはありますか?
寶諸:最初のころに、走る、腹筋とかのトレーニングのメニューを課している。「課すけど、各々で考えて、自分の家でできることをやってくれ。」と言った。
――最近は何をして過ごしていますか?
寶諸:高校の練習にたまに行っている。高校の練習は、6月から始まっている。高校も密にならないように何人くらい入れるかが決まっている。部室も何人しか入れないって決まっている。
明原:ウクレレを弾いている。
佐長:最近バイトが始まった。
――明原さん、ウクレレでは、何の曲を弾いていますか?
明原:カイマナ・ヒラ。ハワイアンの曲。日本の曲も弾く。30分から1時間飽きるまで、基本的に毎日弾いている。
――コロナが収束したら、やりたいことはありますか?
明原:レスリング。
寶諸:レスリングは、面倒くさいなって思うけど、けっこうリアルに、無かったら無かったで、ちょっとやりたくなる。運動しなさすぎって思うよな。普通に一人で運動しても面白くないから、程よくレスリングしたいなって思うことはあるな。
――みんなで練習をしたいですか?
明原:みんなで、道場で顔合わせてやりたい。
寶諸:部員のみんなに会いたいし。
――新入生は募集していますか?
佐長:募集しています。
――新入生に向けて一言お願いします。
佐長:「強くなれる部活動です。初心者でも4年間で結果が出る部活です。マネージャーも募集しています。マネージャーは土日だけでOKです。」
コロナウイルスによって活動が休止されてから、約3カ月。密接することが多いレスリングは、試合の再開が難しい状況ではあるが、ぜひともコートで輝く彼らの雄姿を今年も見たい。(藤田航輔)
【プロフィール】

寶諸将人(商学部4年/主将/おかやま山陽高校出身)

明原有飛(法学部3年/同志社国際高校出身)

佐長拓未(スポーツ健康科学部2年/花咲徳栄高校出身)