今年も準硬式野球部には、多くの新入生が入部した。今回は、これからの活躍に期待が寄せられる新入生の中から、捕手の新居を紹介する。
小学2年の時に野球を始めた当初、内野手としてプレーしていた新居。その後は色々なポジションに挑戦したが、高校1年の夏の大会前に腰椎分離症を発症したことをきっかけに、高校2年からは捕手一本で活動していくことを決意。現在も腰椎分離症は完治していないが、自分の体調とうまく向き合いながら、日々の練習に励んでいる。大学選びの際には他大学とも悩んだが、「雰囲気のよさ」に惹かれ、同志社準硬を選んだ。入部してからも居心地のよさを感じており、「伸び伸び野球させてもらってるって感じです」と、笑顔を見せた。

キャッチャーミットをかまえる
そんな彼の強みは守備。「ピッチャーが悪くてもキャッチャーがよければ立て直すこともできると思いますし、逆にピッチャーがよくてもキャッチャーが悪かったら大崩れすることにもなるんで、キャッチャーはそれだけ責任があるポジション」と、捕手として責任と誇りを持つ。自身のプレーに自信を持てるよう、守備の練習には特に時間を割いている。

指示を出す
また、投手の佐伯(スポ2)とは、学部が同じということもあり、プライベートでも仲がいい。「あんな感じですけど、仲のいい先輩なんで、頼れるところはあります」。投手と捕手の関係として、息のあったプレーを見せてくれることだろう。

話し合う佐伯(写真左)と新居(同右)
明日、いよいよ待望のリーグ戦が開幕する。「僕にとっては初めてのリーグ戦になるんで、1年生らしく思い切ってプレーしようと思います」と、意気込みを語る口調は頼もしかった。新居が加わり、正捕手争いはより熾烈(しれつ)なものになること間違いなし。新居をはじめとした新1年生の、今後の活躍から目が離せない。
◯プロフィール
新居龍聖(にい・りゅうせい)
香川県立高松商業高校出身。ポジションは捕手。170㌢・65㌔。スポーツ健康科学部1年。
最近は、大学生の間に仲のいい同期と海外旅行に行くために、英語の勉強をしている。隠れた特技はトランプマジック。