今年度、少林寺拳法部に新たな仲間が10名加わった。その中でも、確かな実力を持って同志社の門を叩いたのが高橋希実(スポ1)だ。
高校時代には、インターハイで女子単独演武5位・女子団体演武3位、全国大会では女子組演武4位という結果を残した。また、副将を務めていた為、常に周囲への気配りを心掛けていたことが今に生きている。積み重ねてきた経験を今の糧とし、勢いは止まることを知らない。未経験から始める部員も多い少林寺拳法部で、経験と実績を持つ高橋の存在は大きな影響力となるだろう。

高校時代にトロフィーを掲げる高橋(本人提供)
少林寺拳法を始めたのは中学1年生の頃。修練を重ねて今年で7年目となる。今まで続けてこられたのは、「新しい技術を知れる喜びとたくさんの人達と繋がれる楽しさ」がモチベーションとなっているためだ。
高校と大学で異なる部分は、関わる人数が多いこと以上に、各地域からの経験者と修練できることによって、自身の苦手な動きや新しいことを知る機会が増えたこと。新しい環境にも臆せず貪欲に少林寺拳法と向き合っていることが伺える。何よりも、少林寺拳法を心から楽しんでいることが伝わってきた。
高橋の強みは継続力だ。「高校の初めは全国大会などで全く入賞できなかったけど、修練を重ねて結果が身についた。大学でも諦めず修練を重ねていこうと思っている」。今後の目標は大会で好成績を得るだけでなく、人間的にも成長したいと言う高橋。持ち前の明るさと少林寺拳法への愛で、コロナ禍を打破するほどの新風を巻き起こせ。(米澤千種)
○プロフィール
高橋希実(たかはし・のぞみ)
大阪府・泉北高校出身/スポーツ健康科学部1年
