第3回
'11春の展望「女子陸上ホッケー部」
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2年連続の王座へ
創部6年目を迎えた女子陸上ホッケー部。目標とする2年連続の王座出場へ向けてチームの雰囲気は上々だ。しかし、関西リーグでは全国屈指の強豪天理大、立命館の存在が大きく上位進出は困難である。さらに、経験者揃いの聖泉大、ライバル中京大に加え、関学が今年からセレクション選手を集めるなど、王座出場条件である関西4位以内に入るのは決して簡単なものではない。
そんな中、同志社はポジション変更を行うなど最適なフォーメーションを模索中だ。攻撃陣を引っ張るのは安定感のある宮里(同女3)と千速(生命4)。そこに「(今年は)自分から動いていきたい」と実力十分の山下(同女2)が食い込む。さらに、ドリブルに定評のある稲元(同女1)の加入が攻撃に厚みを持たせるだろう。

声とプレーでチームを引っ張るFW宮里(同女3)

攻撃の中心として注目したい山下(同女2)
守備では今年からGKを始める岡本(生命2)の成長がカギを握る。岡本は大学までホッケーの経験がないため不安な部分もあるが、主将帰山(スポ4)の提案で「任せられるならやってみようと思った」と意欲は十分。急成長を見せてくれるに違いない。さらに、すでに部員からの期待も大きい森長(心理1)に注目したい。持ち味の正確なプレーで、1年生ながらDF陣の中心として活躍が期待される。

急成長に期待がかかるGK岡本(生命2)
「試合になるとまだまだ」(帰山)と連携などの課題はあるが、昨年に負けず劣らずのチームワークはここ一番で最強の武器になるに違いない。いい意味で学年の壁など関係ない絆は、彼女たちを必ず王座の舞台へ導いてくれる。(萩原章太)